Googleアナリティクス4(GA4)のセッション数とは?確認方法を解説

更新日:2024年01月16日
  • セッション数とユーザー数の違いとは?
  • ページ訪問者数とセッション数の違いとは?

Googleアナリティクス4(GA4)で扱う用語には、似ているようで異なる意味を持つものも少なくありません。

本記事では「セッション数」にフォーカスを当て、用語の定義やGA4での確認方法、似ている用語との違いについてご紹介します。

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GA4(Googleアナリティクス4)のセッション数とは

Webサイト内へユーザーが訪問してからサイトを離脱するまでの一連の操作をセッションと呼びます。

同一サイト内の複数ページを閲覧するとGA4で計測されるページビュー数は増えますが、セッション数は1のまま。

このセッションはWebサイトから離脱するなど後述する条件によって区切られ、ひとつの区切りが「セッション数=1」としてカウントされます。

ページビュー数とセッション数の違い

ページビューとは、ユーザーがページを閲覧した合計回数です。同じユーザーが複数回ページを閲覧した場合もその回数分だけカウントされます。

ページビュー数とセッション数の違いを次のケースで見てみましょう。

  • ユーザーがページAへ訪問し、直後にページBを閲覧した

このケースでは、ページAとページBを閲覧したためページビュー数は2、2つのページを閲覧した際にサイトを訪問したのは一度だけのためセッション数は1となります。

ユーザー数とセッション数の違い

ユーザー(ユニークユーザー)数は、指定期間内にWebサイトへ訪問したユーザーの合計です。

ユーザー数とセッション数の違いを次のケースで見てみましょう。

  • ユーザーがページAへ訪問して離脱後、翌日に再びページAへ訪問した

このケースでは、ユーザーがWebサイトへ訪問しているためユーザー数は1、2日間に渡りページAを2回閲覧しているためセッション数は2となります。

ページ別訪問数とセッションの違い

ユニバーサルアナリティクス(UA)のページ別訪問数は、該当ページが1回以上表示されたセッション数です。

ページ訪問数は該当ページに限定した訪問回数に対して、セッション数はWebサイト全体の訪問回数となります。

GA4(Googleアナリティクス4)でセッション数を確認する方法

ここからはGA4でセッション数を確認する方法をご紹介します。

Webサイト全体のセッション数を確認する

Webサイト全体のセッション数をGA4で確認する画面の例をご紹介します。

次の図は、左メニュー「レポート」→「集客」→「トラフィク獲得」を表示した状態。GA4で用意されている標準レポートから確認できるため、手軽にセッション数を知ることができます。

GA4のセッション数を確認する画面例

ランディングページ別にセッション数を確認する

次はGA4でランディングページ別にセッション数を確認する手順をご紹介します。

先ほどと同様の左メニューにある「レポート」から、「エンゲージメント」→「ランディングページ」を選択しましょう。

GA4のセッション数をランディングページ別で確認する画面例

Googleアナリティクス(UA)でセッション数を確認する方法

ここではGoogleアナリティクス(UA)でセッション数を確認する方法をご紹介します。

Webサイト全体のセッション数を確認する

Webサイト全体のセッション数を確認する方法は、Googleアナリティクス左サイドメニューから「ユーザー」→「概要」を表示します。

この画面ではセッション数以外にもアクセス解析で利用する機会が多い指標をまとめて確認ができます。

ランディングページ別にセッション数を確認する

Googleアナリティクス左サイドメニューか「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」を選択しましょう。

既存セッションが新しく計測される3つの条件

セッションはWebサイトへ訪問してから離脱するまでを1セッションとしてカウントされます。

しかし、以下の条件に該当する場合はサイトから離脱していなくても新しいセッションとしてカウントされます

操作をおこなわない状態で一定時間が経過した

Googleアナリティクス4の標準設定では、ユーザーが30分以上操作をしなかった場合にセッションが切れる仕様です。

  • ユーザーがページAを閲覧し、操作を行わないまま30分が経過した

このケースではページAを閲覧した時点で1セッション、30分経過時点で次の1セッションが計測され、合計2セッションとなります。

 

尚、デフォルトで30分となっているこの時間設定は変更することも可能。また、セッションの継続時間には特に制限がないため、ユーザー操作が続く限りはセッションが継続します。

日付が変わった(UAのみ)

ユーザーがWebサイトから離脱しなくても、日付が変わった場合にはセッションが切れます

  • ユーザーがページAを23:50に閲覧を開始し、20分経過して00:10になった

このケースではページAを閲覧した時点1セッション、00:00で日付が変わった時点で次の1セッションが計測され、合計2セッションとなります。

これはGA4では該当せず、UAの場合のみセッションが切れる条件です。

異なる流入元から再訪問した(UAのみ)

流入元が変わると新しいセッションとして計測されます

ユーザーがGoogle検索からページAを閲覧し、広告からページAを閲覧した

このケースでは検索からページAを閲覧した時点で1セッション、広告からページAを閲覧した時点で次の1セッションが計測され、合計2セッションとなります。

この条件はGA4では該当せず、UAの場合のみセッションが切れる条件です。

GA4(Googleアナリティクス4)のセッション数まとめ

本記事ではGA4のセッション数について、定義やアナリティクスの画面を確認する方法をご紹介しました。

ページビュー数やユーザー数と似ているセッション数は、アクセス解析においてセッション数は頻繁に使用する指標です。他の指標と合わせて理解し、正しいアクセス解析を行いましょう。

もしGA4の使い方が分からない場合は、「GA4レポート活用マニュアル」もご活用いただけると幸いです。

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