GA4でクロスドメインを正確に設定するための全手順

更新日:2024年03月05日

GA4で計測するドメインが複数にまたがる際に設定するクロスドメイン。

アクセスデータを正確に計測するためにも、クロスドメイン設定は正しく設定しておく必要がありますよね。本記事ではGA4でクロスドメイン設定をおこなう正確な手順をご紹介します。

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クロスドメイン計測の仕組み

はじめにクロスドメイン計測の仕組みを確認しておきましょう。ここでは技術的な詳細情報には触れず、GA4ユーザーが知っておきたい概要を簡潔にご紹介します。

クロスドメイン計測とは、異なるWebサイト間でデータを共有し、ユーザーの行動データをより正確に分析するための仕組み

 

例えばドメイン「creal.co.jp」で運営しているWebサイト内に、異なるドメインで運営されている外部サービス「creal-form.com」で制作したお問い合わせフォームのページ「https://www.creal-form.com/inquiry/」が組み込まれている場合。

クロスドメイン計測をおこなっていない場合、GA4はそれぞれを別のWebサイトとして計測するため、「creal.co.jp」内のWebページから「https://www.creal-form.com/inquiry/」へユーザーが回遊し、再度「creal.co.jp」内のページへ回遊した際にGA4では以下のように認識されてしまいます。

  • ユーザーがcreal.co.jpから外部サイトへ離脱した
  • 外部サイトからcreal.co.jpへ流入した(=新しいセッションの開始)

 

しかし、Webサイト内の回遊中にお問い合わせフォームへ遷移したユーザーの行動は実質的に同じWebサイト内でのもので、本来は外部サイトへの離脱は発生していませんし、全て同一セッションとして計測できた方がより正確にアクセス解析ができますよね。

 

そこで、GA4の管理画面から設定するのがクロスドメイン計測。

先ほどの例では、「creal.co.jp」と「creal-form.com」をクロスドメイン計測すると、外部サイトへの離脱が発生せず、同一セッションとして正しく計測できるようになります

GA4のクロスドメイン設定手順

GA4のクロスドメイン設定は、従来のユニバーサルアナリティクスよりも手軽におこなえるようなりました。ここからはクロスドメイン設定の手順をみていきましょう。

「ドメインの設定」画面へ移動する

クロスドメイン設定をおこなう「ドメインの設定」画面を開きましょう。

まずクロスドメイン計測を設定するプロパティを開き、画面左下の歯車アイコン「管理」「データストリーム」をクリックします。

GA4管理画面からデータストリームを選択

 

対象のデータストリームをクリックします。

対象のデータストリームをクリック

 

「タグ設定を行う」をクリックします。

「タグ設定を行う」をクリック

 

「ドメインの設定」をクリックすると、クロスドメイン計測の設定画面が表示されます。

「ドメインの設定」をクリック

対象ドメインを指定する

クロスドメイン計測の対象ドメインを全て入力します。

クロスドメイン計測の対象ドメインを設定

対象ドメインを入力して設定を保存すると、GA4のクロスドメイン設定は完了です。

クロスドメイン設定時の注意点

クロスドメイン計測をする際には以下の点に注意しましょう。

  • クロスドメイン設定には編集権限が必要
  • サブドメインの場合はクロスドメイン設定不要
  • 参照元除外は設定不要

クロスドメイン設定には編集権限が必要

クロスドメイン計測をするには、GA4の対象プロパティに対して編集権限が必要です。

この権限がない場合はクロスドメイン計測をすることができません。そのため、クロスドメイン計測をする前に必要な権限が自身に付与されているかを確認しておきましょう。

サブドメインの場合はクロスドメイン設定不要

クロスドメイン計測は異なるドメイン間でユーザーの行動を追跡するための機能ですが、サブドメインの場合、クロスドメイン設定は不要です

サブドメインとは、ドメインの直前に任意の文字列を加えて新たに作成したドメインのこと。

ドメインとサブドメイン間で計測する場合、GA4では自動的にサブドメインが同じドメインの一部として扱われるため、クロスドメイン計測をする必要がありません。

参照元除外は設定不要

クロスドメイン計測をする場合、参照元除外の設定は不要です

参照元除外とは、ユーザーの流入元として計測されないようにする設定のこと。

 

通常、A.comからB.comに遷移したユーザーの流入元はA.comとして計測されます。

しかし、例えばA.comで運営するECサイトから、外部サイトの決済サービスであるB.comのページ内にある決済機能を利用して商品を購入したユーザーがA.comへ戻ってきた際に、B.comから流入したデータとして計測されてしまうと不都合がありますよね。

そのため、このような場合は参照元除外としてB.comを指定し、流入元として計測されないようにすることができます。

 

しかし、クロスドメイン計測をする場合は参照元除外の設定は不要です。

クロスドメイン計測を設定している場合は、ドメイン間を移動しても1 人のユーザーの 1 つのセッションとして正しく計測され、先ほどの例ではB.comが参照元として計測されることはありません。

クロスドメイン設定後のレポート確認時の注意点

クロスドメイン計測をする場合、対象となるすべてのドメインのデータがプロパティ内にまとめて表示されます。A.comとB.comをクロスドメイン計測を設定したプロパティのレポートでは、A.comとB.comの合計データが表示されるということです。

これにより、ユーザーの購買行動やコンバージョンの流れを全体的に把握することができます。

 

一方で、各ドメインのデータを確認したい場合にはひと手間かかるというデメリットも。

例えばGA4の「ページパスとスクリーンクラス」ディメンションでデータを表示する場合、「https://A.com/sample/」と「https://B.com/sample/」はどちらも「/sample/」としてまとめて表示されてしまいます。

ドメインを区別してデータを確認したい場合は、ドメインを含めたデータを確認できる「ページ ロケーション」や「ホスト名」などを使ってレポートを確認しましょう

GA4クロスドメイン設定のまとめ

本記事ではGA4のクロスドメイン設定について、設定手順や注意点をご紹介しました。

クロスドメイン設定をはじめとする計測設定が終わったら、計測数値をレポートで定点観測していきましょう。基本的なレポートの使い方についてはこちらのGA4レポート活用の基本マニュアルを参考にしてGA4の分析に取り組んでみてくださいね。

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