検索意図の考え方・調べ方を解説!SEO上級者が実践する方法とは

更新日:2023年09月15日

SEO対策で欠かせない検索意図の理解。

検索意図の考え方を理解し、検索ニーズに応えるコンテンツを制作することがSEOにおいて特に重要です。本記事ではSEO上級者が実践する方法をご紹介します。

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SEO対策に欠かせない検索意図の考え方の基本

検索意図とは、検索ユーザーが何を知りたいのか、何をしたいのかという目的やニーズのこと

検索意図に応えるコンテンツは検索エンジンから高く評価され、SERPs(検索結果の画面)で上位表示される可能性が高まります。

ここでは検索意図の考え方の基本となる3つのポイントをご紹介します。

検索意図は検索キーワードに表れる

検索意図を考えるためには、検索キーワードを分析する必要があります。

検索キーワードとは、検索ユーザーが自分のニーズを表現した言葉。そのため、検索キーワードには検索ユーザーの思考や感情が反映されています。

 

検索キーワードによって検索ユーザーの求める情報や解決策が異なるため、検索キーワードから検索意図を深く読み取ることが検索意図の考え方の基本となります。

検索ユーザー像が変わると検索意図も変わる

検索意図の考え方として見落としがちなのが検索ユーザー像の理解。

検索ユーザー像とは、検索ユーザーの年齢や性別、職業や趣味などの属性や、検索する際の状況や感情のことです。同じ検索キーワードでも、検索ユーザー像によって求める情報や解決策が異なります。

そのため、検索ユーザー像を仮説立てて設定することで、より正確な検索意図を推測することができるのです。

検索意図を満たすサイトはSEOで上位表示される

検索意図を考える上では上位表示されているサイトの分析も需要です。

上位表示されているサイトは検索エンジンが検索意図に応えていると判断したサイト。そのため、上位表示されているサイトのコンテンツは検索意図の理解に役立ちます。

上位表示されているサイトを参考に、検索ユーザーがどのような情報を求めているかを把握することも重要な検索意図の考え方です。

検索意図を深掘りするための調べ方・考え方

検索ユーザーは自分のニーズを言語化できない場合があるため、検索キーワードだけではなく、その背景にあるニーズや問題も考える必要があります。

ここからは検索意図を深掘りするための4つの調べ方・考え方をご紹介します。

検索キーワードからペルソナを考える

ペルソナとは、検索ユーザー像を具体的に設定したもの。

ペルソナには名前や年齢、性別などの基本情報だけでなく、職業や趣味、家族構成などのライフスタイルや価値観も含まれます。ペルソナを作成することで、検索ユーザーのニーズや問題に寄り添ったコンテンツを作成できます。

 

但し、設定しても検索意図に影響しない項目まで網羅的にペルソナ設定する必要が無い点には注意が必要。例えば、弊社は法人向けにWebサイト制作やマーケティング支援をおこなっていますが、ペルソナの趣味を考えたところで検索意図に影響するケースは稀であり、多くのケースにおいて設定は不要でしょう。

検索キーワードから顕在ニーズを考える

検索キーワードから顕在ニーズを考えることも、検索意図の考え方において重要です。

顕在ニーズとは、検索ユーザーが自覚しているニーズや問題のこと。顕在ニーズは検索キーワードから直接的に読み取ることができます

しかし、顕在ニーズだけでは検索ユーザーの本当のニーズを把握することはできません。

なぜなら、顕在ニーズは検索ユーザーが自分のニーズを言語化できない場合、検索キーワードに表れないから。そのため、顕在ニーズの裏にある潜在ニーズも考える必要があります。

周辺キーワードから潜在ニーズを考える

潜在ニーズを考える上で参考になるのが周辺キーワード。

検索キーワードだけでなく、サジェストキーワードや共起語、再検索キーワード、PAA(他のユーザーが検索した質問)を調べることで、検索キーワード一つの点ではなく立体的に検索意図を捉えることができます

 

例として「SEO キーワード」で検索するユーザーの潜在ニーズについて考えてみましょう。

サジェストキーワードを調べると「seo キーワード 選定」や「seo キーワード ツール」があり、キーワード選定の方法を知りたいキーワードを調べるツールを知りたいといったニーズが浮かび上がってきます。

再検索キーワードを調べると「seo キーワード 入れ方」と調べるユーザーが多いことが分かりました。この場合、コンテンツ制作の際にどのようにキーワードを使用するのが良いのかを知りたいニーズがあると予想できます。

更に、なぜこれらのニーズがあるのかを考えると、キーワードを選定して、SEO対策したコンテンツを制作することで、SEO施策で集客したい・コンバージョンを獲得したいというゴールが見えてきますよね。

 

このように、周辺キーワードを調べることで検索ユーザーが本当に知りたいことを仮説立てて考えることができるのです。周辺キーワードの調べ方はキーワード調査ツールを使うと簡単です。

上位表示サイト分析から検索意図を把握する

上位表示サイト分析とは、検索エンジンで検索キーワードを入力し、上位表示されているサイトのコンテンツを調査すること

上位表示サイト分析を行うことで、現時点で検索エンジンが高く評価している(=検索意図に応えていると判断した)コンテンツの特徴や傾向を把握することができます。

 

この上位表示サイト分析で間違いやすいのが「各上位表示サイトのコンテンツを網羅すれば良い」という考え方。

必ずしも上位表示サイトの全てのコンテンツが検索意図にマッチしているとは限りません。ユーザーにとって不要なコンテンツは無い方がコンテンツ品質は高くなるため、単純に網羅性だけを狙う考え方は間違いです。

 

以上の考え方に則って検索意図を把握した後に、上位表示化しやすいSEO記事の書き方に沿って記事を制作していきましょう。

検索意図を4つに分類する考え方

検索キーワードから検索意図を考える上で、Googleが提唱する4つの分類が参考になります。

それぞれDo・Know・Go・Buyと呼ばれるこれらの分類について、それぞれの特徴や例を見てみましょう。

Doクエリ(したい)

Doクエリとは、ユーザーが何かをしたいという意図がある検索キーワードです。

例えば、「検索意図 調べ方」や「SEO キーワード選定 方法」など、Doクエリで検索するユーザーは具体的な方法や手順、テクニックやコツなどを求めています。

 

Doクエリは検索意図の特性上、コンバージョンに直結する検索キーワードも多い反面、競合も多く、上位表示化の難易度が高くなりがちです。

Knowクエリ(知りたい)

Knowクエリとは、ユーザーが何かを知りたいという意図がある検索キーワードです。

例えば、「SEO とは」や「メタディスクリプション 文字数」など、Knowクエリで検索するユーザーは基礎知識やコンセプト、メリットや効果、最新動向やトレンドなどを知りたいと思っています。

 

Knowクエリはコンバージョンに直結しにくい検索キーワードですが、検索ボリュームが多く、アクセスを集めやすい検索キーワードでもあります。

また、検索ユーザーとの接触点を増やし、ブランド認知にも貢献する検索キーワードのため、Knowクエリに対するコンテンツの充実化も大切です。

Goクエリ(行きたい)

Goクエリとは、ユーザーが特定のサイトや場所などに行きたいという意図がある検索キーワードです。

例えば、「Amazon」や「東京駅 コンビニ」など、Goクエリで検索するユーザーは目的地の情報やアクセス方法などを知りたいと考えています。

 

指名検索もGoクエリに該当します。

指名検索とは、サイト名やブランド名などを検索すること。弊社であれば「クリエル」と検索してWebサイトへ訪問するユーザーを、指名検索で獲得したユーザーと呼びます。

指名検索では基本的にそのサイトが上位表示されるもので、もし上位表示されない場合は対策が必要。また、指名検索以外のGoクエリでは、Googleマイビジネスなどに登録し、MEO対策を行うことも重要です。

Buyクエリ(買いたい)

Buyクエリとは、ユーザーが何かを買いたいという意図がある検索キーワードです。

例えば、「SEO対策 費用」や「atsuma 申し込み」など、Buyクエリで検索するユーザーは商品やサービスの特徴、価格、評判などを比較したり、購入方法や手続きなどを知りたいと思っています。

Buyクエリはコンバージョンに直結しやすい検索キーワードですが、競合性が高く上位表示化が難しい傾向があります。

 

これらDo・Know・Go・Buyの4分類の考え方を念頭に検索キーワードを捉えると、検索意図を理解しやすくなるため参考にしてみてください。

検索意図の考え方まとめ

本記事では検索意図の考え方や調べ方をご紹介しました。

検索意図の考え方を正しく理解して実践することで、検索ユーザーのニーズに寄り添ったコンテンツを作成できます。

SEOに強く、ユーザーの検索ニーズに応える高品質なコンテンツを制作することは検索順位を上げることにもつながるため、ぜひ参考にしてください。

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