ランディングページの効果とは?メリット・デメリットや費用対効果を高めるポイントも紹介

更新日:2025年02月06日

Web広告による集客のなかで非常に大きな役割を担う「ランディングページ」。

今回はそんなランディングページがもたらす効果やメリット・デメリット、費用対効果を高めるポイントについて解説します。

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ランディングページ(LP)とは

まずはランディングページ(LP)の定義を押さえておきましょう。

非常に紛らわしいのですが、Web業界におけるランディングページには、大きく分けて広義と狭義、2つの意味があります

広義のランディングページ

広義のランディングページは、着地ページのことを指します。「着地」とは外部からサイトにアクセスすること。つまり検索エンジンや広告、SNSなどを経由して最初に訪れたページはすべてランディングページです。

こちらの意味で使われるランディングページは、入り口ページとも呼ばれます。

狭義のランディングページ

狭義のランディングページが今回の記事で取り扱う「ランディングページ」です。

狭義のランディングページは、Web広告や自社サイトを経由して最初に着地する、ユーザーを商品購入やお問い合わせまで導くことに特化したサイトのことを指します。

略してLPとも呼ばれ、1ページのみで構成された縦長のページが一般的な構造。通常のWebサイトとは異なり、ページ内の要素を最小限に抑え、ユーザーを目的のアクションへと導くように設計されています。

ランディングページの効果・役割

ランディングページはビジネスにおいて重要な下記2つの役割を担います。

  • ユーザーの購買意欲を高める
  • ユーザーをコンバージョンまで導く

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ユーザーの購買意欲を高める

ランディングページにはユーザーの購買意欲を高める効果があります。

ランディングページを使った集客は広告や自社サイト経由でページを訪れたユーザーに、商品やサービスの情報を見せ、お問い合わせや購入まで進んでもらうという流れ。コンバージョン(お問い合わせや購入といった最終目標)を獲得するために、ページ内で商品やサービスの魅力を伝えます。

後述しますが、ランディングページはインパクトの強いデザインや理想的な順番での情報提示など、ユーザーに情報を伝える様々な工夫が盛り込まれます。

  • 商品・サービスの独自性や強みを明確に伝える
  • 具体的な数値や事例を用いて信頼性を高める
  • ユーザーの課題に対する解決策を提示する
  • ビジュアルやレイアウトで商品の魅力を最大限に引き出す

ユーザーをコンバージョンまで導く

ユーザーが他のサイトへと流れてしまわないように、しっかりとコンバージョンまで導くのもランディングページの役割。
お問い合わせや購入のボタンへの導線を複数設置した、コンバージョンの獲得に特化した設計です。

通常のサイトとは異なり、コンバージョンまでが一本道であるため、ユーザーを逃がしにくいのです。

ランディングページのメリット

ランディングページには通常のWebサイトにはない特有の効果があります。

特に以下の3点はランディングページを活用する大きなメリットと言えます。

  • ユーザーの知りたい情報をまとめて見せることができる
  • デザインの制約が少ない
  • ユーザーの途中離脱が少ない

ユーザーの知りたい情報をまとめて見せることができる

ランディングページは構造上、ユーザーに伝えたい情報を1ページに集約して届けることができます。

通常のWebサイトを閲覧する場合、複数のページの中から、知りたい情報を自力で探す必要がありますが、ランディングページは1ページのみに全ての情報が詰まっているため、ユーザーに手間をかけることがありません。

また、上から下にスクロールするという性質上、こちらが意図した順番の通りに読ませることができるため、お問い合わせや購入に至るまでの情報提示を、営業トークのように順序立てて行うことが可能。

商品詳細、価格、使用方法、導入事例など、購入の判断に必要な情報をストーリー性を持って提示することができます。

デザインの制約が少ない

通常のWebサイトと比べ、ランディングページはデザインの自由度が高いことも大きなメリット。画面を広く使い、大きな画像を多用したランディングページを目にしたことがある方は多いかと思います。

商品やサービスの特性に合わせて、独自のレイアウトやビジュアル表現を採用できます。

ユーザーの途中離脱が少ない

ランディングページは通常のサイトと比べて閲覧途中の離脱が少ない傾向にあります。

これは、ランディングページがユーザーをコンバージョンまで導くことに特化しており、その妨げとなるような他のサイトやページへの導線となるリンクを極力排しているためです。

ナビゲーションを最小限に抑えた設計により、ユーザーの注意が分散せず、目的のアクションまでスムーズに誘導できます。これにより、通常のWebサイトと比べて離脱率を低く抑えることができるのです。

ランディングページのデメリット

一方で、ランディングページには以下のデメリットもあります。

  • 検索上位化を狙うのは難しい
  • 制作コストがかかる

検索上位化を狙うのは難しい

ランディングページは通常、コンテンツ量が限られており、また商品やサービスの訴求に特化した内容となるため、検索エンジンでの上位表示が難しい傾向にあります。

このため、広告などの誘導施策と組み合わせることが一般的。

インパクト重視のランディングページでは、文字や文章もテキストデータではなく多彩な表現を画像として掲載することが多いことも要因の一つです。

人間のユーザーには何を書いているのか問題なく理解できるのですが、検索エンジンには何と書いているのか正確に理解できません。最近は読み取り精度が高まっていますが、それでも詳細なテキストコンテンツと比べるとどうしても検索順位を決定する上で不利なことは否めません。

制作コストがかかる

ランディングページを新たに制作する場合は、当然その分のコストがかかります。

効果の高いランディングページを制作するためには専門的なノウハウと制作工数が必要です。デザイン、コピーライティング、コーディングなど、各工程に専門スキルが求められるため、制作コストは一般的なWebページより高くなります。

また、とりあえず安く済ませたいから最低限の内容で妥協するという作り方では思うような効果が出にくいでしょう。広告の効果を底上げするためのランディングページを作るには、事前の全体設計やコンテンツ制作が必要となるため、それなりのコストがかかるもの。

ランディングページの制作費用は、10~50万円程が目安となる相場です、

 

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ランディングページの費用対効果を高めるポイント

ランディングページの効果を最大限に引き出すために、以下のポイントを抑えて施策を展開しましょう。

  • ターゲットに合わせた設計をおこなう
  • 効果測定を元に調整をおこなう
  • ABテストをおこなう

ターゲットに合わせた設計をおこなう

ランディングページは広告や自社サイトを経由して訪れた特定のユーザーに見せるもの。そのターゲットに合わせた設計をおこなうことが大切です。

例えば、化粧水の広告の場合は、まずユーザーの悩みに共感する文章、次に化粧水が持つ効能、信頼性アップのためにお客様の声を入れる……など、ユーザーの思考に合わせた構成が効果的。成果を生み出すランディングページの構成はこちらの記事で解説しています。

ターゲットユーザーの特性や課題を深く理解し、それに応じた訴求ポイントやデザインを採用することで、高い効果が期待できます。

効果測定を元に調整をおこなう

ランディングページは公開後も定期的に内容のチューニングをおこないましょう。

実際のコンバージョン数やクリック数、直帰率を見ながら、改善すべき点を分析することが大切。ランディングページ分析のためにGA4でアクセスデータを計測しておきたいですね。

 

また、余裕があればヒートマップツールを導入してみても良いでしょう。

ヒートマップツールとは、どのエリアがよくクリックされたか、どこまでスクロールされたかといったユーザーの行動を、サーモグラフィーのような色の変化で可視化できるツールで、無料で高機能なClarityはおすすめのヒートマップツールです。

こうした効果測定によって問題点を見つけ、文章や画像の差し替え、コンテンツの並び変更など、チューニングをおこなうことをおすすめします。

ABテストをおこなう

ABテストとは、異なるパターンのサイトやバナー画像を用意し、どちらが良い成果を出せるのか実際に運用しながら検証するWebマーケティングの手法です。

ランディングページの場合は見出しやボタンのデザイン、レイアウトなど、様々な要素についてABテストを実施することで、より効果的な表現を見つけることができるでしょう。

ABテストによるデータに基づいた改善を重ねることで、継続的な成果向上が期待できます。

ランディングページの作り方

ランディングページの制作は以下のような手順でおこなわれます。

  1. 施策の目的とゴールを設定する
  2. ターゲットを設定する
  3. 訴求ポイントを明確にする
  4. 伝え方=LPの構成を設計する
  5. テキストコンテンツを制作する
  6. デザインを制作する
  7. Webページへ実装する

ランディングページ(LP)の作り方を解説したこちらの記事では各項目を詳しく解説しています。

ランディングページの参考サイト

最後に、ランディングページの事例を見ることができるサイトをご紹介します。実際にどのようなランディングページが使われているのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ランディングページの効果まとめ

今回はランディングページの効果について解説しました。ランディングページには、自社に興味を持ったユーザーの購買意欲を高め、コンバージョンにつなげる効果があります。

メリット・デメリットはもちろん両方存在しますが、自社で取り組む価値を感じられたなら制作を検討してみてはいかがでしょうか。弊社では成果を追求するサイト制作サービスをご提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。