内部リンクはSEOに効果ある?設置のポイント・コツも合わせて紹介
更新日:2026年08月31日
Webサイト内のページ同士をつなげる「内部リンク」。
内部リンクにはSEO効果があり、クローラーの巡回効率・ユーザーの回遊性・ページ同士の関連性の3つがポイントです。この記事では内部リンクの効果や設置場所、設置のコツまで詳しく解説します。
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内部リンクとは?外部リンクとの違い
内部リンクとは同一サイト内のページ同士をつなぐリンクで、外部リンクは異なるサイト間のリンクを指す言葉です。
▼内部リンクの設置例
「内部リンクとは、SEO内部対策の一つで自社サイト内で他のページへ向けて設置するリンクのこと。」
「ただリンクを設置すれば良いのではなく、内部リンクの張り方も重要。」
他にも、このページに設置されている関連記事のリンクなども内部リンクにあたります。
どちらもSEOに関わるリンクですが、役割とコントロールできる範囲が異なります。
| 項目 |
内部リンク |
外部リンク |
| 対象範囲 |
自サイト内 |
他サイトとの間 |
| 主な目的 |
サイト構造と関連性を伝える |
信頼性や権威性を伝える |
| 自社でコントロールできるか |
自社で設計できる |
自社では完全に制御できない |
内部リンクは自社の判断だけで着手できる施策。そのため、コントロールが難しい被リンク獲得よりも先に対策するべき施策と言えます。
内部リンクのSEO効果は?3つの経路でサイト評価が上がる
結論からお伝えすると、内部リンクは間違いなく効果があります。クローラーの巡回効率・ユーザーの回遊性・ページ同士の関連性という下記3つの経路で検索エンジンによるサイト評価が向上し、検索上位に表示されやすくなるのです。
ただし内部リンク単体で順位が決まるわけではなく、関連性の高いページ同士を結ぶことが前提です。
- クローラーの巡回効率向上
- ユーザーの回遊性向上
- ページ同士の関連性明示
クローラーの巡回効率向上
内部リンクを設置することでクローラーの巡回効率が高まります。
クローラーとは、インターネット上に存在するWebサイトを巡回し、集めた情報をデータベースに登録するロボットのようなもの。ユーザーが検索をおこなった際は、そのデータベースから検索キーワードにマッチした情報が表示されるという仕組みです。
内部リンクがあると、クローラーがサイトの構造を把握するための手助けになります。クロールしにくいWebサイトはそもそも検索結果に表示されない場合もあるため、クローラビリティの向上はSEOに必須の対策ですね。
ユーザーの回遊性向上
内部リンクはユーザーの回遊性向上にも役立ちます。
関連ページへ内部リンクを張っておくことによって、知りたい情報から知りたい情報へと移動しやすくなり、サイトの滞在時間が長くなる効果も期待できます。
回遊性を上げることで直帰率・離脱率が下がることにもつながるため、サイト自体の評価向上及び上位表示化に効果的です。ただしGoogleは直帰率や滞在時間そのものを順位決定要因として使っていると説明しておらず、あくまで満足度の高い体験づくりを通じた間接的な効果と捉えるのが正確です。
ページ同士の関連性明示
関連性の高いページ同士を内部リンクで結ぶことによって、Webサイトがその分野に精通していることを検索エンジンにアピールすることができます。
Googleはユーザーファーストという方針を掲げており、ユーザーニーズが高い情報を掲載している専門的なサイトは高い評価を受けやすいのです。
ただし、関連性の薄いものを繋いでも効果はなく、見境なく内部リンクを張るような行為はスパムとみなされる場合もあるため注意が必要です。
【調査データ】内部リンクの本数と検索流入の関係
米Zyppy社が1,800サイト・約2,300万本の内部リンクを対象におこなった調査によると、被内部リンク数が0〜4本のURLに比べて、被内部リンク数40〜44本のURLでは検索クリック数が平均約4倍多い結果となりました。一方で、45〜50本を超えると増加が反転し、効果が薄れる傾向も報告されています。
また、アンカーテキストの表現に幅があるページほど、検索流入が多い傾向が見られた点も注目すべきポイント。なお、本データは相関関係を示した調査であり、因果関係を直接的に証明するものではない点にご注意ください。
出典:Zyppy:23 Million Internal Links – SEO Case Study
内部リンクの設置場所【5か所】
内部リンクを設置する主な場所は次の5か所。
中でも本文中(コンテンツ内)のリンクは、文脈に合わせてアンカーテキストを設定できるため優先度が高い箇所です。
- コンテンツ内
- パンくずリスト
- グローバルメニュー・フッターリンク
- 記事下・サイドバーの関連記事
- HTMLサイトマップ
コンテンツ内
最も手軽なのは前述の内部リンクの設置例にあるような、コンテンツ内の本文にリンクを設置する方法です。
リンク元とリンク先のページが関連するコンテンツで、適切なアンカーテキストの使用によってユーザーとクローラーの双方へリンク先のコンテンツを理解できるように設置することが大切。
アンカーテキストとはリンクを設定する際に使用するテキストのこと…といった形で、本文から関連ページへ内部リンクを設置しましょう。この例では「アンカーテキストとは」の部分がアンカーテキストとなります。
パンくずリスト
パンくずリストとは、現在閲覧しているページがサイト内のどの位置に当たるかを表すリストのことを指します。
各ページの左上に設置されているケースが一般的です。
パンくずリストも現在のページと上位階層を内部リンクでつなぐことになるだけでなく、ユーザーがサイト内で迷わないためにも役立つため、多くのサイトで設置されていますね。

グローバルメニュー・フッターリンク
グローバルメニューはサイト上部に表示されているメニュー、フッターリンクはサイトの最下部(フッター)に表示されているメニューです。
一般的に主要ページのみをリンクとして設置しますが、フッターリンクはすべてのページへのリンクを表示してサイトマップのように使うこともあります。
記事下・サイドバーの関連記事
記事下やサイドバーの関連記事の内部リンクは記事を読み終えた直後の読者を、自然な流れで次の記事へ送るための枠。
現在読まれている内容とテーマの近い記事を自動、または手動で並べて表示します。これにより、ユーザーの関心を途切れさせずにサイト内を巡回させることができ、回遊率と滞在時間の改善が期待できます。
HTMLサイトマップ
サイトマップとは、Webサイトの構成を一覧で確認できるリンク集のようなページです。ユーザー向けに設置するものをHTMLサイトマップ、クローラーへページ一覧を伝えるファイルをXMLサイトマップと呼び、内部リンクとして機能するのは前者です。
サイト内の各ページを案内するサイトマップの特性上、サイトマップを設置すると自然と内部リンクが多数設置されることになりますね。
これは内部リンクによるSEO効果だけでなく、ユーザーが探しているページを見つけやすくなる点でも設置しておくべきでしょう。

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SEO効果を高める内部リンク設置のポイント
SEO効果を高める内部リンク設置にはコツがあります。
実際に内部リンクを設置する際には、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 重要なページにリンクする
- リンクの視認性を上げる
- リンク先の内容がわかるテキストを使用する
- ページごとに固有のテキストを使用する
- アンカーテキストは1パターンに固定しない
- URLを正規化する
- 画像リンクにはaltタグを設定する
重要なページにリンクする
Webサイトにはリンクジュースという概念があります。これはページの重要度が高いほど大きく、リンクを張ることでリンク先のページに値を渡すことができるというもの。
そのため、まだ制作したばかりで検索エンジンからの評価が低いページでも、TOPなど重要なページからリンクを張ることでリンクジュースを振り分け、評価を高めることが可能です。
なお「リンクジュース」はSEO業界で使われている通称で、Googleが公式に用いている用語ではありません。ページ間で評価が受け渡されるという考え方を表す表現として理解しておくとよいでしょう。
リンクの視認性を上げる
リンクであることがユーザーに伝わりやすい工夫をすることも大切です。
通常のテキストとリンクの区別が付きやすいようにフォント、色などの変化をつけると良いでしょう。Webサイトにおいてはハイパーリンクを青色で表現するのが一般的となっているため、青色が最も無難な配色と言えます。
配色以外にも、リンクであることを示すアイコンを添えるといった工夫でリンクの視認性を上げる方法も有効ですね。
リンク先の内容がわかるテキストを使用する
リンクには、リンク先のページ内容が把握できるテキストを使用しましょう。
リンクに記載する文言、アンカーテキストはSEO的に重要で、クローラーはこの文言を見てリンク先の内容を把握することもあります。
ページごとに固有のテキストを使用する
また、リンクテキストの使い回しはあまりおすすめしません。
同じ文言で異なるページにリンクを張ると、検索エンジンがどのページを何のページとして扱うべきか判断しづらくなる場合があります。ページごとに固有のテキストを使うようにしましょう。
アンカーテキストは1パターンに固定しない
同じページへリンクする場合でも、文脈に応じて表現に幅を持たせるほうが自然です。
前述の調査データでもアンカーテキストの多様性と検索流入に正の相関が見られたことが報告されています。ただし、順位操作を狙って不自然にキーワードを詰め込むのは逆効果になるため注意してください。
なお同調査の公開元は、後続の分析でアンカーテキストの多様性が高いサイトの一部が評価を下げた可能性にも言及しています。多様化それ自体を目的にせず、文脈上自然な表現の範囲で幅を持たせる程度に留めるのが安全ですね。
URLを正規化する
正規化とはページに対するURLの統一をおこなうこと。
例えば、同じページであっても「www」の有無や「/」の有無といった差異で複数のURLが存在している場合があります。そうすると検索エンジンの評価がそのURLごとに分散してしまい、正しい評価が得られない可能性があるためURLの統一が必要。
必ずURLは正規化しておくようにしましょう。
画像リンクにはaltタグを設定する
画像リンクにはaltタグ(alt属性)を設定しましょう。
altタグとは、画像の内容を検索エンジンに伝える役割のタグです。また、画像が正しく読み込めない場合に、タグに設定した文言が代替テキストとして表示されます。
ユーザー、検索エンジン双方に親切なタグですので、画像リンクを張る場合は設定しておくことをおすすめします。
サイト種別で変わる内部リンク設計の考え方
内部リンクは1本ずつ貼るだけでなく、サイト全体の構造として設計することで効果が最大化します。記事メディアはトピッククラスター型、データベース型サイトやサービスサイトはピラミッド型が基本形です。
記事メディア:トピッククラスター型
網羅的なまとめ記事(軸となるページ)を中心に、関連する個別記事から内部リンクを集める考え方。
関連性の高いトピック同士をリンクで結ぶことで、専門性を検索エンジンへ伝えやすくなります。
| ページの種類 |
対策キーワード例 |
| まとめ記事(軸) |
「SEO対策」など検索ボリュームの大きい単語 |
| 個別記事(枝) |
「SEO対策 内部リンク」「SEO対策 費用」などの複合語 |
データベース型・サービスサイト:ピラミッド型
トップページを頂点としてカテゴリごとに階層構造を作り、下層ページから上層ページへリンクを返す考え方。
サイト全体のテーマを検索エンジンに正しく理解させるために効果的です。
| ページ階層 |
対策キーワード例 |
トップページ (第1階層) |
「SEO対策 会社」など幅広いキーワード |
カテゴリ・詳細 (下層) |
「SEO対策 会社 東京都」「内部SEO 料金」などの絞り込み |
どちらの型で設計する場合でも共通の判断基準があります。注力ページに対して、関連性の高いページから内部リンクが集まる形になっているかを確認しましょう。
5ステップで実行する内部リンク最適化
内部リンクの最適化は、思いつくままにリンクを追加するのではなく、現状把握から順に進めるのが最短です。
以下の5ステップで実行しましょう。
- サーチコンソールで現状を把握する
- 孤立ページを洗い出す
- 注力ページを決める
- 関連性の高い既存記事からリンクを追加する
- 数週間後に順位とインデックス状況を確認する
まず、Googleサーチコンソールの「リンク」レポートを確認し、内部リンクがどのように集まっているか現状を把握します。
そして、サイト内のどこからもリンクされていない孤立ページ(オーファンページ)がないかを確認し、洗い出しましょう。サイト全体をクロールできるSEOツールや、XMLサイトマップに登録したURLとの突き合わせで確認できます。
次に検索順位を改善したい、またはコンバージョンを獲得したい重要な注力ページを決定します。決定した注力ページに対して、関連性の高い既存記事の本文中から自然な形で内部リンクを追加しましょう。
施策の実行から数週間後に検索順位の変動やインデックス状況を確認し、必要に応じてさらに調整をおこないましょう。
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内部リンクで避けるべきNG施策
内部リンクは増やせば増えるほど良いわけではありません。
以下のような施策は効果が無いどころか逆効果になりますので間違って実施しないようご注意ください。
- 関連性の低いページへ機械的に貼る
- 1ページに大量に詰め込む
- ユーザーに見えない隠しリンクを設置する
- アンカーテキストにキーワードを不自然に詰め込む
- JavaScriptなどhref属性のないリンクにする
文脈に合わないページへ機械的にリンクを設置しても、ユーザーにとって無益であり、検索エンジンの評価も上がりません。1つのページにリンクを過剰に詰め込むと、リンクジュースが分散し、注力ページへ渡る評価が薄まってしまいます。
背景と同じ色にしたり、極端に小さな文字にしたりする隠しリンクは、Googleのスパムポリシー違反と判断され、検索結果での評価を大きく下げるおそれがあります。検索順位を上げたいからといって、不自然なほどキーワードを詰め込んだアンカーテキストは逆効果。
Googleがクロールしてリンク先を検出できるのは、href属性を持つaタグのみであると検索セントラルで案内されていますので、href属性のないリンクもGoogleに対して内部リンクの効果は期待できません。
サーチコンソールで内部リンクをチェックする方法
サイト内に張られている内部リンクをチェックするには、「Googleサーチコンソール」の「リンク」レポートを使うのがおすすめです。
メニュー内の「リンク」から、外部リンクと内部リンクの両方をページ単位で一覧確認でき、どのページに内部リンクが集まっているかを把握できます。

一覧を見た際に、上位に注力ページが来ているかを確認することがポイントです。
また、重要なページであるにもかかわらず、想定より内部リンク数が極端に少ないページがないかチェックし、設計の改善に役立ててください。
ただし、サーチコンソールのリンクレポートにはどこからもリンクされていない孤立ページは表示されません。孤立ページまで洗い出す場合はサイト全体をクロールできるSEOツールを併用し、XMLサイトマップのURL一覧と内部リンクの有無を突き合わせて確認する必要があります。
内部リンクに関するよくある質問
ここからは内部リンクに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.SEO対策で内部リンクとは何ですか?
A.内部リンクとは、同じWebサイト内にあるページ同士をつなぐリンクのことです。クローラーの巡回を助け、ユーザーを関連情報へ導くことでサイト全体のSEO評価を高める役割があります。
Q.内部リンクは何本くらい貼ればいいですか?
A.内部リンクの本数に明確な正解や上限はありません。ユーザーにとって役立つか、ページ同士の関連性が高いかどうかを基準に判断し、必要な本数を自然に設置することが重要です。
Q.内部リンクと被リンクはどちらが重要ですか?
A.どちらも重要ですが、役割が異なります。外部からの被リンクはサイトの権威性を高める効果が期待でき、内部リンクは獲得した評価をサイト内の重要ページへ適切に受け渡すために必要です。
Q.内部リンクを増やすといつ効果が出ますか?
A.検索エンジンがリンクをクロールし、ページを再評価するタイミングに左右されるため、具体的な期間は断定できません。数日から数週間かかることが一般的ですが、サイトのクロール頻度によっても変動します。
内部リンクのSEO対策まとめ
今回はSEO内部対策の一つ、内部リンクの効果について解説しました。
内部リンクを適切に設置することでサイトの評価を底上げし、検索上位化に貢献することができます。
まだ整備できていないという方は、この記事を参考に試してみてはいかがでしょうか。
また、SEO成果を伸ばすには内部SEO対策だけでなく、CVRの地道な改善も欠かせません。弊社が集客フェーズの次に取り組んで成果を引き上げた内部リンク改善をはじめとする「CVR改善ノウハウ」もぜひ参考にしてみてくださいね。
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