モバイルフレンドリーがもたらすSEOへの影響とは?対応しないと検索順位が下がる?

サイトを運営する上で必ず意識すべき「モバイルフレンドリー」
現在のSEO環境では、これに対応することが必須です。

とはいえ、モバイルフレンドリーという言葉は知っていても、具体的にどのような意味なのかわかっていない……という方も多いはず。

今回は、モバイルフレンドリーがSEOにもたらす影響と、その対応策について解説していきます。

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モバイルフレンドリーとは

モバイルフレンドリーとは、Webサイトがモバイル端末上で快適に閲覧しやすい状態であることを指します。
モバイルフレンドリー化などというふうに使いますが、これは要するに、サイトをスマホ対応するという意味です。

数年前にGoogleから提唱された概念で、当時スマホユーザーが爆発的に増加し、PCユーザーの割合を上回ったたことが背景にありました。

なぜモバイルフレンドリー化が必要なのか

スマホ対応していないサイトをモバイル端末の画面で見ると、非常に見づらいことが多いです。
PCの大きい画面に合わせて作られたものをスマホの小さな画面で見ることになるため、文字やボタンなどが必然的に小さく表示されてしまいます。
みなさんもそういった経験はないでしょうか?
これではせっかくサイトにアクセスしてくれたユーザーもすぐに離れてしまいますよね。

ユーザーにとって有益なサイトを高く評価するというのがGoogleの基本方針
後述しますが、スマホ対応の有無は検索順位にも影響します。
必ずモバイルフレンドリー化を行いましょう。

モバイルファーストインデックスとは違う?

モバイルフレンドリーとごっちゃになりがちですが、また別の仕組みです。
サイトのインデックス(検索データベースへの登録)を行う際、スマホ版をメインとして評価するというルールのことです。
これがSEOに大きな影響を与えます。

かつてはPC版を主軸に評価が行われていましたが、スマホユーザーが急激に増えたことを受け、2019年にGoogleが方針を転換しました。

モバイルフレンドリーがSEOにもたらす影響

サイトがモバイルフレンドリーかどうかは検索順位に大きく影響します。
先ほど説明した「モバイルファーストインデックス」や、スマホで閲覧しやすいサイトを優遇する「モバイルフレンドリーアルゴリズム」によって、スマホ対応済のサイトは順位が上がりやすく、そうでないものは下がりやすくなっているのです。

SEO的にもモバイルフレンドリー化は必須と言えるでしょう。
また、以下の点にも注意してください。

PC版の検索結果には影響がない

モバイルフレンドリーの影響を受けているのは、モバイル版の検索結果のみです。
PC版・タブレット版には影響しません

スマホからの流入が少ないサイトであれば影響は少ないかもしれませんが、対応を行っておくに越したことはないでしょう。

ページ単位で影響を受ける

ページごとにモバイルフレンドリー判定が行われます。
例えば、モバイルフレンドリーなAとモバイルフレンドリーでないBという2種類のページがあった場合、Aの検索順位が上がりBは下がる、といったことが起こりえます。

なので、全てのページをスマホ対応していなければサイト全体の順位が下がるということはありません。
すべてを一度にモバイルフレンドリー化することが難しい場合は、優先度の高いページから順次改修を行うようにしましょう。

判定はモバイルフレンドリーか否かのみ

判定の結果は、モバイルフレンドリーかそうでないかのみ、つまり「0か1か」です。
点数が付けられて、それに応じた検索順位の変動が起こるということではありませんので、テストを行った際にモバイルフレンドリーであると判定されるようなサイトを目指しましょう。

モバイルフレンドリーテスト

現在のサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleが提供する以下の方法で調べることができます。
是非一度テストしてみてください。

モバイルフレンドリー化するための対応策

ここからは、サイトをモバイルフレンドリーにするための具体的な方法を紹介します。
是非参考にしてみてください。

サイト自体のスマホ対応

まず、サイトの構造自体をスマホ対応させる方法から紹介していきましょう。
これには大きく分けて3つの方法があります。

PC版とスマホ版でURLを分ける

セパレートURLと呼ばれます。
PC版とスマホ版でURLを分けておき、閲覧するデバイスに最適化したデザインを表示させる方法です。
各URLごとに別々のデザインを設定できるのがメリット。
ただ、想定外のデバイスで閲覧された場合には適切に表示されない恐れがあるので、注意が必要です。

画面サイズによって表示内容を変える

ダイナミックサービングと呼ばれる手法です。
URLはPC版・スマホ版で共通ですが、閲覧するデバイスに合わせて表示する写真を変えたり最適なレイアウトにしたりと、動的に異なるデータを呼び出します。

レスポンシブデザイン

Googleが最も推奨しているのがこのレスポンシブデザイン
見た目的にはダイナミックサービングとほぼ変わりませんが、違うのはどのデバイスでも同じデータを表示させるという点です。
基準は画面サイズであり、PCで閲覧するときでもブラウザの幅を狭めればレイアウトが変わります。

レスポンシブデザインをおすすめする理由

レスポンシブデザインには以下のようなメリットがあります。

  • URLが1つなので管理がしやすい
  • ページの表示速度が短縮される
  • クローラーが巡回しやすくなる

クローラーとは、Web上にあるサイトの情報を集めてデータベースに登録するロボットのようなものです。
URLがPCとスマホで別れていた場合、それぞれクローリングしてもらう必要がありますが、レスポンシブの場合は一度のクロールで済むのです。

ページの閲覧性改善

次に、ページの閲覧性を高めるための方法です。
ユーザーが快適に閲覧できるサイトを目指しましょう。

フォントサイズの調整

文字が小さすぎると、いちいちズームして読まなければならず、ユーザーにとっては大きなストレスになります。
本文は14~16px、最低でも12px以上にしましょう。

スマホ用ビューポートの指定

ビューポートとは、ブラウザにおける表示領域のことです。
設定したビューポート内にサイトの内容が表示されるという仕組みになっています。
画面1スクロール分にどれくらいの情報を表示させるか設定する、といえばわかりやすいかと思います。

スマホ用のビューポートが設定されていないと、PC画面がそのままスマホの小さい画面に表示されるという事態になりますので、必ず設定しておきましょう。

リンクやボタンの位置・大きさ

PC版のサイトをそのままスマホ版に表示させた場合、ボタンやリンクが非常に押しにくい大きさになります。
ボタンが小さいと、うまくタップできなかったり、間違って別のボタンをタップしてしまったりと、閲覧の妨げになります。

ボタンサイズは指でもタップしやすい大きさに設定し、周りに他のボタンがある場合は十分に間隔を空けるようにしましょう。

読み込み速度の向上

読み込みの速度も大事な要素です。
一般的に、クリックしてからサイトが表示されるまでに6秒以上かかると、ユーザーは離脱すると言われています。
また、この速度はGoogleアルゴリズムにおいて評価基準の一つにもなっています。

データサイズの軽減

データを軽量化すると、読み込みスピードは速くなります。
画像を圧縮したり、gzip圧縮を行ったりと、できるだけデータを削減しておくと良いでしょう。

gzip圧縮はファイル圧縮方法の一つで、HTMLやCSS、JSファイルを圧縮する事によって、データの転送速度を向上させることができます。

キャッシュの活用

キャッシュとは、Webサイトの情報をデバイス内に一時的に保存する仕組みのことです。
キャッシュを有効にする事により、サイトを読み込む際、前に訪れた際に取得しておいたデータを利用することで再表示の速度が向上します。

まとめ

今回はモバイルフレンドリーがSEOにもたらす影響と、その対応策について解説しました。

モバイルフレンドリーとは、Webサイトがモバイル端末上で快適に閲覧しやすい状態であること。
現在の主流であるスマホユーザーにとって使いやすいサイトにすることが大切です。
取り残されることのないよう、しっかりと対応していきましょう。