アンカーテキストとは?SEO効果と最適な作り方を解説

更新日:2023年12月11日

リンクを設置する際に使用するアンカーテキスト。

SEOにも影響するアンカーテキストですが、適切な設置をしていないWebサイトも少なくありません。本記事ではアンカーテキストとは何か、SEO効果と最適な作り方を解説します。

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アンカーテキストとは

アンカーテキストとは、リンクを設定したテキストのこと

例えば「これからSEO対策に取り組むWeb担当者なら必見!基礎SEO対策チェックリストをダウンロードする」という記述がある場合、「基礎SEO対策チェックリストをダウンロードする」がアンカーテキストに該当します。

アンカーテキストはリンク先の内容をユーザーへ伝えるだけでなく、SEO対策でも重要な要素。

アンカーテキストの最適化によって、検索エンジンのクローラーがWebサイトの構造や関連性を理解しやすくなり、検索結果の順位にも影響を与えます。

アンカーテキスト最適化によるSEO効果

アンカーテキストを最適化することはSEO対策としても有効です。

SEO効果が期待できる理由は以下の3つ。

  1. ユーザビリティの向上
  2. クローラビリティの向上
  3. 被リンクの獲得

1.ユーザビリティの向上

アンカーテキストはユーザーにリンク先の内容を伝える有益な情報です。

わかりやすくて具体的なアンカーテキストであれば、ユーザーはリンク先へアクセスする前から内容を予想できるため、必要なページだけを選んで閲覧できます。

 

逆に、アンカーテキストが曖昧だったり関係なかったりすると、ユーザーはリンクをクリックしないか、クリックしても期待した内容とのギャップが原因ですぐにページを離脱することに。

ユーザビリティの高いアンカーテキストはユーザーの満足度や滞在時間を向上させ、これらが行動データへ反映されることで検索エンジンから評価されるのです

2.クローラビリティの向上

クローラビリティとは、クローラー(検索エンジンのロボット)がWebサイトをどれぐらい巡回しやすいかを表す用語。

クローラビリティが高ければWebサイトのコンテンツが検索エンジンに正しく認識されやすくなります。

 

クローラーに対してもリンク先ページの内容を伝える効果があるアンカーテキスト。

アンカーテキストに適切なキーワードを含めることで、クローラーはリンク先のページのトピックや関連性を判断しやすくなります。

また、アンカーテキストによって内部リンクや外部リンクのつながりも明確になり、Webサイトの構造や品質を検索エンジンが評価する上での判断材料となります

3.被リンクの獲得

被リンクとは、Webページへ向けて設置されたリンクのこと。

被リンクは一般的に外部リンクを指し、SEO効果があることで知られていますが、実は内部リンクも同様に被リンクとしてのSEO効果があります。

リンク先ページの内容を表すキーワードを含めた適切なアンカーテキストはこれらのリンク効果を高めるため、アンカーテキストの設置方法はSEO効果を左右するのです

SEOに効果的なアンカーテキストの作り方

ここからはSEOに効果的なアンカーテキストの作り方を見ていきましょう。

ポイントは以下の3つです。

  1. 「こちら」はSEO的に良くない書き方と理解する
  2. リンク先のSEO対策キーワードを含める
  3. リンク切れ発生時はメンテナンスする

1.「こちら」はSEO的に良くない書き方と理解する

リンク先ページの内容理解に役立つアンカーテキストの良くない代表例が「こちら」。

「こちら」や「詳細はこちら」というアンカーテキストは、リンク先のページを確認して初めて内容を知ることになるためユーザーにも検索エンジンにも親切ではありません。

リンク先ページのURLをそのままアンカーテキストとするケースも同様です。

ページを開く前からどのような内容かを予想できる親切なアンカーテキストを設定しましょう

2.リンク先のSEO対策キーワードを含める

SEO効果を高めるために、内部リンクを設置する際はリンク先ページのSEO対策キーワードを含めたアンカーテキストを設置しましょう。

クローラーはページの内容やリンクでつながるそれぞれのページの関連性をアンカーテキストも参考にして読み取るため、キーワードを含めることがSEO対策に効果的。

内部リンクの張り方ひとつでSEO効果が変わるのです。

3.リンク切れ発生時はメンテナンスする

リンク切れはSEOに悪影響を与えます。

リンク切れがあると、ユーザーがリンク先を閲覧しようとした時に表示エラーが発生してユーザー体験を損ねてしまいますよね。

そのため、リンク切れの発生を抑えること、そしてリンク切れが発生してもすぐにリンク先とアンカーテキストをメンテナンスすることで、リンク先ページを問題なく閲覧できる状態を保ちましょう。

パターン別アンカーテキストのHTML記述例

ここからはアンカーテキストを設置するHTMLの記述例をパターン別に簡単にご紹介します。

テキストタグの作り方

テキストタグとは、文字列にリンクを貼る方法です。

一番シンプルなアンカーテキストの記述方法ですね。

<a href="リンク先URL">アンカーテキスト</a>

画像タグの作り方

画像タグとは、画像にリンクを貼る方法です。

画像の場合はアンカーテキストだけでなく、SEO対策として必須のalt属性も記述しましょう。

<a href="リンク先URL"><img src="画像URL" alt="画像説明テキスト"></a>

 

電話番号タグの作り方

電話番号タグとは、電話番号にリンクを貼る方法です。

これにより、ユーザーは電話番号をクリックするだけで電話をかけることができます。

<a href="tel:0922927427">0922927427へ電話する</a>

メールアドレスタグの作り方

メールアドレスタグとは、メールアドレスにリンクを貼る方法です。

これによってメールソフトを利用しているユーザーはメールアドレスをクリックするだけでメールを送ることができます。

<a href="mailto:info@creal.co.jp">info@creal.co.jpへメールを送信する</a>

アンカーテキストのまとめ

本記事ではアンカーテキストとは何か、SEOへの影響や作り方を解説しました。

アンカーテキスト設置のような内部SEO対策は基本からしっかりと抑えることが重要です。「基礎SEO対策チェックリスト」も参考に着実に対応していきましょう。

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基礎SEO対策チェックリスト

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SEOは基礎となる項目の対策から。

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