サーチコンソールとアナリティクスの違いとは?無料のGoogle製ツールを比較

更新日:2026年07月13日

サーチコンソールとアナリティクスの決定的な違いは、ユーザーがサイトに「来る前」か「来た後」か。

サーチコンソールは検索エンジンでの掲載順位や表示回数など「流入前のデータ」分析に活用し、アナリティクスはサイト訪問者の属性や行動など主に「流入後のデータ」を分析するツールです。

本記事では2つのツールの機能差から具体的な活用シーン、連携メリットまで、Web担当者が知っておくべき使い分けのポイントをご紹介します。

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サーチコンソールとアナリティクスの違いとは?

サーチコンソールは「サイト流入前」の検索データを分析し、アナリティクスは「サイト流入後」のユーザー行動を分析するという違いがあります。

どちらもWebサイト運営者にとっては欠かせないツールです。サーチコンソールとアナリティクスはどちらも運営するサイトについて詳しく知ることができますが、2つのツールは何が違うのでしょうか?

はじめにサーチコンソールとアナリティクスの概要と違いについて見てみましょう。

Googleサーチコンソール概要

GoogleサーチコンソールはWebサイト管理ツールです。

管理するサイトが検索結果においてどんなキーワードで何回表示されたか、何回クリックされたかなどの数値が分かります。

その他にも、サイトマップを送信してGoogleがサイト全体を理解する手助けをしたり、Googleのデータベースへのインデックス登録をリクエストしたり、SEO施策に役立つ機能が多数。

Webサイト管理者にとって必須と言えるツールの一つではないでしょうか。

Googleアナリティクス概要

Googleアナリティクスはアクセス解析ツールです。

Webサイトを閲覧したユーザーに関する情報、集客経路やサイト内行動、コンバージョンなどのデータを分析できます。

Googleアナリティクスでは多くのデータが得られますが、データを見るだけでは実務に有効活用ができません。仮説を持ってGoogleアナリティクスでデータを確認し、事実を根拠にサイト改善やプロモーション施策へ繋げましょう。

時間軸から考えるサーチコンソールとアナリティクスの違い

サーチコンソールとアナリティクスの違いを時間軸から考えてみましょう。

サーチコンソールはGoogle検索で得られるクエリ(=検索キーワード)のように、管理サイトをユーザーが閲覧する前のデータを分析できます

一方で、アナリティクスは管理サイトをユーザーが閲覧した時点から後のデータを取得し、分析できます

 

このように検索ユーザーの時間軸での違いとして、

  • サイト閲覧前のデータ分析を行うサーチコンソール
  • サイト閲覧後のデータ分析を行うアナリティクス

という違いがあります。

機能から考えるサーチコンソールとアナリティクスの違い

次に機能の違いから見てみましょう。

サーチコンソールでは検索結果に表示させるためのインデックス登録リクエストや検索結果から指定ページを削除したりと、施策の実行まで行えます

クローラーがURLを見つけたかどうか、クローラーがページを読み取れたかどうか、インデックス登録したかどうか、このようなSEOに関するサイトの状況も詳しく知ることもできます。

一方で、アナリティクスはあくまでもデータ分析が主な機能。サーチコンソールのような直接的なSEO改善は行なえませんが、分析できるデータは豊富です。

 

このように機能面から考えられる違いとして、

  • 現状分析・改善によってSEO施策を実行できるサーチコンソール
  • 豊富なデータから細かく分析できるアナリティクス

という違いがあります。

 

サーチコンソールとアナリティクスの主な違いを、以下の比較表にまとめました。

観点 Googleサーチコンソール Googleアナリティクス(GA4)
分析対象(流入前か流入後か) サイト流入前(検索結果上でのユーザー行動) サイト流入後(サイト内でのユーザー行動)
主な用途 検索キーワードの分析、インデックス状況の確認、SEO改善 ユーザー属性の把握、サイト内回遊の分析、コンバージョン計測
主に使う目的 Webサイトへの集客力を高めるため Webサイト内の成果(CV)を最大化するため
代表的な指標 検索クエリ、表示回数、クリック数、平均掲載順位 セッション数、エンゲージメント率、表示回数、キーイベント数

 

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Googleサーチコンソールでできること

Googleサーチコンソールを活用すれば、検索キーワードの分析やインデックスの登録リクエストなど、SEO施策に直結する現状把握と改善がおこなえます。ここからはGoogleサーチコンソールの主な機能を活用して何ができるのか?を見ていきましょう。

「検索パフォーマンス」の確認

検索パフォーマンスでは、Googleの検索結果から得られたクリック数・表示回数・平均CTR・平均掲載順位のデータを確認できます。

これらのデータをクエリ別やページ別で確認したり、指定条件での絞り込みやデータのエクスポートも可能です。

また、生成AI機能によって表示されたページURL毎の表示回数など、AI関連のデータも確認できるようになっています。

「URL検査」によるインデックス登録依頼

URL検査では指定URLがGoogleからどのように判断されているページなのかを知ることができます。

ページがインデックス登録されているか、登録されたページに前回クローラーが来た日時がいつか、Googleが選択した正規URLはどれか、といった詳しい状況を確認できます。

ページがインデックス登録されていない場合は、インデックス登録を依頼してクローラーを呼び込むこともできます

ページを公開して日が経っているのにインデックス登録されない場合や何らかの理由でサイトマップ送信が上手くいかない場合など、必要に応じて活用しましょう。

「カバレッジ」によるSEO改善

現在のサーチコンソールでは「ページのインデックス登録」レポートにて、クローラーが見つけたページのステータスを確認できます。

ページのステータスは基本的に以下の2種類で示されます。

  • 登録済み
  • 未登録(インデックス未登録)

かつては有効・警告・エラー・除外の4種類に分かれていましたが、現在は仕様が変わり、この2種類のステータスを中心に状況を把握する形となっています。

 

未登録となっているページについては、「見つかりませんでした」や「クロール済み - インデックス未登録」といった詳細な理由が表示されるため、適切に対処することで内部SEOの強化が図れます。

無料のサーチコンソールだけで取り組めるSEO強化施策のため実施することをおすすめします。

 

カバレッジに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

「サイトマップ」の送信

サイトマップのメニューでは、XMLサイトマップを送信できます。

サイトの各ページをGoogleへ知らせるためにも必ず送信しておきましょう。サイトマップを送信した際に「取得できませんでした」とエラーが出てしまう場合は、状況に応じた適切な対処が求められます。

ページの追加や更新をいち早くGoogleへ伝えるためにも、XMLサイトマップの送信は必ず実施しておきましょう。

「削除」による検索結果からの一時的な除外

何らかの理由でページを削除し、Googleの検索結果にも表示したくない場合はサーチコンソールの削除機能を利用すると検索結果から一時的に削除できます。

ここで削除をリクエストすると約6ヶ月間、検索結果に表示されない状態になり、そのまま何もしなければ再び表示されるようになります。

一時的に非表示にしている間にクローラーをブロックするなど状況に応じて対処しておきましょう。

「エクスペリエンス」の確認

エクスペリエンスではユーザーにとって快適なWebサイトかどうかをチェックできます。

CWV(コアウェブバイタル)やモバイルユーザビリティといった、SEO評価にも大きく影響する項目でエラーが出ている場合は改善していきましょう。

Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスでは、サイト訪問者の属性や集客経路、サイト内行動、コンバージョンなどを多角的に分析できます。次にGoogleアナリティクスでできることを簡単にご紹介します。

既にUA(ユニバーサルアナリティクス)がサービス終了となったため、最新版のGA4(Google Analytics 4 プロパティ)が現在利用可能なGoogleアナリティクスとなっています。

サーチコンソールとの違いを理解する上ではGA4もUAも大きな違いはありません。

サイト閲覧ユーザーの分析

ユーザーの年代や性別、アクセス元の地域、新規かリピーターかなど、サイトを閲覧したユーザーに関するデータを分析できます。

集客経路の分析

どこからサイトへ訪問したかを分析できるチャネルはよく利用される機能の一つ。

Googleが標準で用意しているデフォルトチャネルグループでは、以下のように集客経路を分類しています。

  • アフィリエイト
  • オーディオ
  • クロスネットワーク
  • ノーリファラー
  • ディスプレイ
  • メール
  • モバイルのプッシュ通知
  • オーガニック検索
  • オーガニック ショッピング
  • オーガニック ソーシャル
  • オーガニック動画
  • AIアシスタント
  • その他(有料)
  • 有料検索
  • 有料ショッピング
  • 有料ソーシャル
  • 有料動画
  • 参照
  • SMS

サイトへ訪問したユーザーをチャネル毎に分けて分析することで、チャネル毎のユーザーの質を比較できたり、施策毎の効果を可視化できます

サイト内でのユーザー行動分析

ページ毎に各指標を確認できる「すべてのページ」やユーザーが最初に閲覧したページ毎に分析できる「ランディングページ」、どのページから他のサイトへ出ていったかが分かる「離脱ページ」など、ユーザーがサイト内でどのような行動をとったのかを分析できます

「イベント」は計測設定の専門知識が必要になりますが、サイト内のクリックやスクロール率などの細かいデータを取得し、分析ができます。

コンバージョン分析

企業が運営するWebサイトはビジネス目標を達成するためですから、目標の設定と計測は重要なポイントです。

コンバージョン分析では事前に設定した条件に合致する件数が分かります。

資料請求やお問い合わせ、電話発信ボタンのタップなど、自社のビジネスに合わせた目標を計測しましょう。

サーチコンソールとアナリティクスを連携する方法

2つのツールを連携させることで、GA4の管理画面上でサーチコンソールの検索データも一元管理できるようになり、より精度の高い分析が可能になります。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス4(GA4)を連携することで、GA4のレポートからサーチコンソールのデータを確認できるようになります

GA4の管理画面から、Googleサーチコンソールを連携する手順は以下の通り。

  1. 左メニューの「管理」→「Search Console リンク」をクリック
  2. 「リンク」をクリック
  3. 「Search Console プロパティを選択」の「アカウントを選択」から対象プロパティを選び、「確認」をクリック
  4. 「リンクの設定」の「次へ」をクリック
  5. ウェブ データ ストリームを選択し、「次へ」をクリック
  6. 「送信」をクリック

 

サーチコンソールとアナリティクスの連携設定手順1

(「管理」画面の「Search Console リンク」箇所)

 

サーチコンソールとアナリティクスの連携設定手順2

(「Search Console リンク」のリンクボタン)

 

サーチコンソールとアナリティクスの連携設定手順3

(Search Console プロパティ・ウェブストリームの選択画面)

 

送信後の画面で「リンク作成済み」と表示されたらGA4とGoogleサーチコンソールの連携は完了です。

サーチコンソールとアナリティクスの違いに関するよくある質問

ここからはサーチコンソールとアナリティクスの違いに関するよくある質問と回答をご紹介します。

Q.サーチコンソールとアナリティクスの最も大きな違いは何ですか?

A.分析するデータの時間軸が異なります。サーチコンソールは検索結果に表示されてからクリックされるまでの「サイト流入前」のデータを、アナリティクスはサイトに訪問した後の「サイト流入後」のデータを扱います。

Q.両方のツールを導入する必要がありますか?

A.はい、両方導入することを強く推奨します。SEO対策による集客強化にはサーチコンソールが、サイト内の回遊率やコンバージョン率の改善にはアナリティクスが不可欠であり、両輪で活用することでWebサイトの成果を最大化できるからです。

Q.2つのツールを連携させるメリットは何ですか?

A.アナリティクスの管理画面上で、どのような検索キーワード(クエリ)で流入したユーザーが、サイト内でどのような行動をとったかを一元的に分析できるようになり、改善施策の精度が向上します。

Q.サーチコンソールとアナリティクスで数値が一致しないのはなぜですか?

A.計測の仕組みと集計基準が異なるためです。サーチコンソールは検索結果上でのクリック数を計測し、アナリティクスはサイト訪問時のセッション数を計測するため、数値が完全に一致しないのが正常な状態です。

Q.連携がうまくできない場合はどうすればよいですか?

A.サーチコンソール側でサイトの所有権が確認済みであることと、GA4側でプロパティの編集権限を持っていることを確認してください。両ツールで権限とログインアカウントが一致していないと連携できないため注意が必要です。

サーチコンソールとアナリティクスの違いまとめ

サーチコンソールとアナリティクスの違いと機能概要をご紹介しました。

どちらも無料とは思えない高機能なツールで、Webサイト担当者なら絶対に活用しておきたいですよね。両者を連携して使うことも可能で、GA4とサーチコンソールを連携する方法は手軽でおすすめです。

 

どちらのツールも機能が豊富なため、何の目的で何に使うかを明確にして活用することをおすすめします。Googleアナリティクスの膨大なデータを無闇にチェックしてもWebサイトの成果は増えないため注意が必要。

Webサイトの管理や分析で定番のサーチコンソールとアナリティクスを上手く使い分けてサイトを改善していきましょう。

 

また、設定方法や使い方からレポート分析までまとめて解説したGA4のまとめ記事もぜひご覧ください。

もしアナリティクスの導入がまだの場合は、「GA4初期設定マニュアル」もご活用いただけると幸いです。

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