サーチコンソールの削除ツール活用法!ページやキャッシュを削除する手順を解説

更新日:2024年01月31日

サイト管理者なら必ず使いこなしたいGoogleサーチコンソール。

Googleの検索結果画面に関するデータを中心に、サイト運営に役立つ無料のツールです。

そんなサーチコンソールの機能の中にある「インデックス削除」。本記事ではインデックス削除に関するサーチコンソールの使い方や注意点をご紹介します。

>>Web担当者のための「Google Search Console入門書」をダウンロードする

コンテンツ一覧

サーチコンソールからできる2種類のURL削除

Googleの検索結果画面に関してサーチコンソールからできる削除手続きは2種類あります。

URLを一時的に削除する

1つ目の削除機能は「URLを一時的に削除する」機能。

この機能を使うと任意のページをGoogleの検索結果へ一時的に表示されないように設定できます。Webサイトのデータを削除するのではなくGoogleの検索結果に表示されないようにするだけで、対象ページがそのままであれば約6ヶ月経過後には再度検索結果へ表示されるようになります。

キャッシュされたURLを消去する

2つ目の削除機能が「キャッシュされたURLを消去する」。

この機能はGoogleのサーバーにある最新のキャッシュデータを削除するもので、ページの説明が意図しない内容で表示されている際などに利用します。削除後に再度クローラーがページへ巡回した際には再びキャッシュされる点にご注意ください。(クローラーとはインターネット上のWebページを自動的に巡回して情報を収集する検索エンジンのプログラムのことです。)

URLを一時的に削除する方法

「URLを一時的に削除する」から削除する場合はサーチコンソールの左メニュー「インデックス」→「削除」から画面を表示し、「新しいリクエスト」から手続きをおこなえます。

「このURLのみを削除」からは任意のURLを、「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」では複数のURLを削除できます。後者は意図しないURLまで一時的に削除してしまう恐れがあるため、削除する際は慎重におこないましょう。

削除リクエスト送信から1日後までに削除される仕様です。

「古いコンテンツの削除」はいつ消える?

サーチコンソールの管理画面内から削除する以外に、サーチコンソールのアカウントがないユーザー向けにGoogleが提供する「古いコンテンツの削除」からも削除申請をおこなう方法もあります。

ページ自体が残っていて検索結果に古いバージョンが表示されている場合や、運営するWebサイトが他社サービスを利用していてサーチコンソールへサイトを登録できないケースなどにはこちらの機能を使って削除申請しましょう。

 

古いコンテンツの削除から申請した場合は、承認後に削除され、サーチコンソールの管理画面内から削除する際と同様に長くても1日後に削除される仕様です。

サーチコンソールで完全削除はできない点に注意

削除リクエストすることでGoogleの検索結果から約6ヶ月は対象ページが削除されますが、これはあくまでも一時的な削除で、完全削除ではありあせん

今後も恒久的に検索結果から削除したい場合は、ページを削除(404や401のステータス)するかnoindexタグを設置する、或いはページの閲覧にパスワードを設定して今後もGoogleがインデックス処理をおこなわないように対処する必要があります。

一時的に削除したいのか、恒久的に削除したいのか、目的に併せて対処法を選択しましょう。

robots.txtで拒否するのは悪手

インデックスされないようにrobots.txtでクローラーを拒否することがありますが、既にインデックスされたページにnoindexタグを設置してもrobots.txtでブロックしてしまうとクローラーがnoindexタグを読み取れなくなってしまいます。

robots.txtでクローラーを拒否するのではなく、ページ側で対策した上で、クローラーへ伝わるようにする必要があります。

キャッシュされたURLを消去する方法

キャッシュされたURLを消去したい場合は、「新しいリクエスト」をクリックし、表示タブを「キャッシュされたURLを消去する」へ切り替えます。

その他の手順は一時的な削除と同様。

この削除方法をおこなうと最新のキャッシュデータが削除され、検索結果には「ページ説明を利用できません」といったスニペットが表示されます。その後、再度Googleのクローラーがページを読み取ると再度ページの説明文が表示されるようになります。

他社ページをGoogleの検索結果から削除したい場合

Googleの検索結果に他社ページが表示されて困るケース。例えば自社のコンテンツを盗用されている、誹謗中傷されているといった法律に違反している場合ですね。

この場合はGoogleが用意している専用ページから削除申請ができます。

 

しかし、もし無事にGoogleからページが削除されても、それはあくまでもGoogle検索で表示されなくなっただけ。Bingで検索するとページが表示されたり、URLへ直接アクセスしたユーザーはページを閲覧できたり、Web上にはまだ該当ページが残ったままの状態です。

ページを削除してもらうには別途サーバー会社へ削除申請するなどの対応も検討しましょう。

オーナー(所有者)やプロパティを削除したい場合

インデックス削除ではなく、サーチコンソール内でオーナーやプロパティを削除したい場合の手順も併せてご紹介します。

サーチコンソールの左メニュー「設定」を開き、オーナーを削除したい(または権限を変更したい)場合は全般設定の「ユーザーと権限」を、プロパティを削除したい場合は概要欄の「プロパティを削除」から簡単におこなえます。

厳密には使用するアカウントの権限によって異なる点もあるため、詳細はSrearch Consoleヘルプにてご確認ください。

インデックス削除は慎重に

本記事ではGoogleサーチコンソールのインデックス削除についてご紹介しました。

検索ユーザーの集客において検索結果画面へ自社のページがどのように表示されるか、不要なページが表示されていないかは大事なポイントです。インデックス削除は集客に大きな影響があるため、適切な手順で慎重に実施しましょう。

インデックス削除以外にも多数機能があるGoogleサーチコンソールを学びたい場合は「Google Search Console入門書」も参考にしてみてくださいね。

Web担当者がSEOで失敗しないための
サーチコンソール活用法

図解で学べる!Web担当者のためのGoogle Search Console入門

SEOで失敗して後悔しないためには”守りのSEO”が重要です。

そこで活用したいのがGoogle Search Console。

無料でダウンロードいただける本資料ではアカウント開設から活用法まで解説し、BIGキーワードをはじめ、様々なWebマーケティングジャンルで上位表示させてきた弊社でもフル活用しているGoogle Search Consoleの機能をご紹介しています。

▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・サーチコンソールの登録方法
・最初に活用するべき機能とは?
・ページが検索結果に表示されない時の対処法
・放置厳禁!Googleからのメッセージと考え方とは?
・様々なメニューに実装されている機能

まだ利用されていない方も、十分に活用できていない方も、ぜひSEO対策にご活用ください。