GDNとYDNの違いとは?配信面からターゲティングまで各特徴を徹底比較

ディスプレイ広告の主要媒体、「GDN」と「YDN」
よく目にする単語ではあるものの、この2つって何が違うの? どっちを使うのがいいの?と疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで今回は、このGDNとYDNについてそれぞれ何が違うのか、どんな特徴があるのかを解説していきます。

GDNとYDNはディスプレイ広告の一種

冒頭でも述べたように、GDNとYDNはどちらもディスプレイ広告の一種です。
もう少し正確に言うならば、「ディスプレイ広告を配信するためのアドネットワーク」となります。

アドネットワークとは、「Webサイトやブログなど、複数の広告配信媒体をあつめたネットワーク」のこと。
このネットワークを利用することにより、複数媒体にまとめて広告を配信することができるのです。

GDNとYDNはそれぞれ独自のネットワークを有しています。
「どこに広告が配信されるか」が大きな違いの一つです。

一つ注意点ですが、実はYDNは以前の呼称で、現在は「YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)」に変更されました。
が、今回の記事では便宜上YDNと呼ぶことにします。

GDNとYDNの違い

GDNとYDNの違いは大きく分けて以下の3つです。
一つずつ解説していきましょう。

  • フォーマット
  • 配信先
  • ターゲティング

フォーマットの違い

一つめはフォーマットの違い。
それぞれ掲載できるサイズが決まっています。

サイズの種類はGDNが20種類、YDNが6種類。
GDNの方がバリエーション豊富です。

ただ、YDNにはGDNにはない「インフィード広告」というフォーマットを有しています。
インフィード広告とは、ニュースサイトなどで記事と記事の間に表示される広告のこと。
自然にユーザーの目に入るため、警戒心やストレスを抱かれにくいというメリットがあります。

配信先の違い

2つめは配信先の違い。
GDNとYDNはそれぞれ独自のアドネットワークであるため、広告が配信される媒体が異なります。

GDN

GDNは提携サイトが多いのが特徴。
ライブドアブログや食べログ、pixivなど、利用ユーザーの多いサイトに配信することが可能です。
またYDNとは異なり個人運用ブログまで対象であるため、配信媒体はかなり豊富です。

YDN

YDNの特徴はYahoo!ニュースやYahoo!メールといった、自社のサービスサイトが中心的な配信媒体であること。

また、他の配信先も法人サイトのみであるため、比較的信頼性の高いサイトに広告を配信できるのが強みといえるでしょう。
例を挙げると、アメーバブログやクックパッド、ニコニコ動画などです。

ターゲティングの違い

3つめはターゲティングの違い。
共通している部分が大半ではありますが、いくつか異なるターゲティング方法が存在します。
GDNとYDN、それぞれ特徴的なターゲティングについて解説していきましょう。

GDN

GDNには「コンテンツターゲット」というターゲティング方法が存在します。

コンテンツターゲットとは、広告の内容と関連性の高いサイトに配信できるという手法。
めキーワードを設定しておくことで、そのキーワードにマッチしたサイトに自動的に表示されるようになるという仕組みです。

広告に関連するサイトを見ている層は、広告の中身にも必然的に興味を持ってもらいやすいでしょう。
また、自社の商品やサービスは今まで知らなかったが興味やニーズはある「潜在層」にアプローチすることも可能です。

また、GDNでは「アフィニティカテゴリ」というターゲティングも可能です。
これは自社の製品に興味を持っていそうなユーザーを狙って広告を配信できる機能。
広告のカテゴリを設定しておくことで、そのカテゴリに関心がある層に広告が表示されます。

YDN

YDNで特徴的なのは「サーチターゲティング」と「インタレストターゲティング」です。

サーチターゲティングとは、ユーザーが過去に検索したことのあるキーワードを元にターゲティングを行うという手法です。
例えば、新しい車の広告を配信する際に、過去に車関連のキーワードで検索した人を狙うといった使い方が可能です。

インタレストターゲティングは、ユーザーのサイト閲覧履歴等を参照し、興味が高そうな人のみに配信するという手法。
ユーザーの行動履歴を分析して配信するので、関心の精度が高いのが強みです。

ディスプレイ広告のメリット・デメリット

ここからはディスプレイ広告自体のメリット・デメリットを紹介します。
ぜひ媒体選びの参考にしてみてください。

メリット

潜在層にアプローチしやすい

ユーザー属性や興味関心をもとにターゲティングを行うため、ニーズはあるが自社製品を知らない、検索するには至らないという潜在層にアプローチすることができます

逆に「いますぐ欲しい!」といったユーザーを狙うなら、商材の関連キーワードで検索している層にアプローチできる検索連動型広告がおすすめです。

認知拡大に向いている

ディスプレイ広告は文字だけでなく、画像や動画も用いてビジュアル的なアピールが可能です。
そのためユーザーの目に付きやすく、印象に残りやすいのです。

もし購入や申し込みには至らなくても、商品やサービスを認知してもらいやすいというのはメリットです。
予め商材の認知を高めておくことが信頼性のアップに繋がり、時間差で効果を発揮するということもありえます。

デメリット

コンバージョンが起こりにくい

コンバージョンとは、購入やお問い合わせなど、広告によって獲得したい最終目標のこと。

ディスプレイ広告は、ターゲティングこそ行うものの、基本的に幅広く配信するイメージです。
メリットの項目で潜在層にアプローチしやすいと言いましたが、これは比較的購買意欲の低い層に広告を配信するということでもあります。
そうなると、必然的にコンバージョン率は下がってしまうのです。

ただし、検索連動広告と比べるとクリック単価は安くなりやすいので、一長一短であるといえます。

分析が難しい

コピー、画像、動画など広告内の要素が多く、それに加えてターゲティング手法も多彩なため、高い効果が上がったとしても、果たしてどの部分が良かったのか特定しづらいことがあります。

また、改善する際も様々な要素同士の掛け合わせを試す必要があるため、短期的な広告の場合には向かないケースもあります。

GDNとYDN、どちらを利用すべきか

やはり気になるのはこの点かと思いますが、理想的なのはどちらも利用することです。
ターゲティングや配信面に違いはあるものの、どちらが自社商材に適しているかは、実際に配信してみなければわからない面もあります。

まずどちらにも配信してみて、反応が良い方に多く予算をかけるという方法がおすすめです。

まとめ

今回はGDNとYDNの違いについて解説しました。

違いはフォーマット、配信面、ターゲティング方法。
特にターゲティングはそれぞれ特徴的なものがあります。

予算にもよりますが、とりあえずはどちらにも配信してみるのがおすすめ。
潜在層にアプローチしたいとき、認知拡大を図りたいときはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。