ECサイトを自社で運営するには?必要な業務や発生するコストとは

公開日:2022年02月22日

自社でECサイトを運営してみたいけど、具体的にどんなことをすればいいのかわからない……。
そんなふうにお困りの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ECサイト運営に必要な業務やコストについて解説していきます。

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ECサイト運営のために必要な業務とは?

ECサイト運営には大きく分けて2種類の業務があります。
それが「フロント業務」と「バックエンド業務」。

それぞれどんな仕事があるのか紹介していきましょう。

フロント業務

フロント業務とは、ECサイト運営の中でもユーザーの目に触れる部分に関する業務のこと。
売上に直結する業務も多いため、常にサイトを訪れたお客さんの目線で考えることが重要です。

  • 商品企画・仕入れ
  • ECサイトの制作・更新
  • 集客

商品企画・仕入れ

ECサイトで販売する商品を準備する業務です。
何を売るかによって売上は大きく左右されるため、ECサイト運営の中でも核となる業務といっていいでしょう。

売れる商品を開発するには、トレンドやユーザーのニーズなど、市場のリサーチが不可欠です。
また、商品を企画した上で売上を予測し、仕入れの計画を立てましょう。

ECサイトの制作・更新

まず必要なのがECサイトの制作です。
商品やブランドイメージを考慮し、ターゲットに合わせたサイトを作りましょう。

ユーザーは買い物がしやすいサイトを求めています。
機能面では、ユーザーの導線を考慮した設計を行い、サイト内で迷わないようにしておくのが親切です。
後の機能追加にも対応できるよう拡張性も確保しておくことをおすすめします。

こまめに更新を行うようにし、キャンペーンなどを行う際には、それに合わせてサイト上にバナーを設置させたり、特集ページなどを設けると効果的でしょう。

また、サイトを制作してから時間が経ち、デザインや機能が古くなってきた場合はリニューアルも視野に入れる必要があります。

集客

ECサイトを作っただけではお客さんは来てくれません。
Web広告やSEOといったプロモーション施策によって集客を行う必要があります。
顧客ターゲット層に合わせた施策が必要です。

バックエンド業務

バックエンド業務とは、商品の受注・在庫の管理や顧客のアフターフォローなど、名前の通りECサイトの裏側を取り仕切る業務のことです。
「フルフィルメント」と呼ばれることもあります。

  • 商品登録
  • 受注・在庫管理
  • 配送作業
  • アフターサポート

商品登録

販売する商品の情報をECサイトに登録する作業です。
商品名や説明文、写真を、ユーザーに魅力が伝わるように掲載します。

ちなみに、商品情報を用意する作業のうち、特に撮影・採寸・原稿準備はそれぞれの頭文字を取って「ささげ業務」とも呼ばれます。

受注・在庫管理

商品の受注やそれに伴う在庫の管理も重要な業務です。
ここをおろそかにしてしまうと、せっかく注文してくれたユーザーに迷惑をかけてしまいます。
また、こまめに在庫をチェックしておかないと、足りなくなったり逆に余りすぎたりしてしまうため、しっかりと管理しましょう。

配送作業

注文を受けた商品を発送するフェーズです。
配送は一般的に以下のような流れになります。

  1. 受注
  2. 商品ピックアップ・梱包
  3. 納品書作成
  4. 宅配業者へ引き渡し
  5. 発送完了メールの送信

アフターサービス

商品を購入してくれたユーザーに対するフォローも大切です。
継続的にサポートを行う姿勢を見せることで、リピーター獲得に繋がります。

商品購入後にメールで使用感を訪ねたり、後日クーポンを送付するという方法も効果的です。

ECサイト運営にはどのくらいコストがかかる?

ECサイトの運営には、継続的にコストがかかります。
金銭的コスト、人的コストに分けて見ていきましょう。

金銭的コスト

ECサイト構築費

まず、ECサイトを構築する際に大きく費用がかかります。

ECサイトで主流なのは「ASP型」と「オープンソース型」の2種類。
どちらを選ぶかによって費用は大きくことなります。

サイトの規模や制作会社によって費用は大きく異なりますが、相場的にはASP型が50~120万オープンソース型100~500万ほどです。

▼関連記事 ASP型ECサイトについて

▼関連記事 オープンソース型ECサイトについて

 

サイト維持費

また、ECサイトを維持するための費用が月々発生します。
サーバー・ドメイン費や、決済システム費、ASP型の場合は月額利用料も必要です。

また、不具合修正対応が含まれる保守管理の費用も必要になる場合があります。

人的コスト

かかるのは金銭的コストだけではありません。発生する作業の分、人手も必要になります。

かといって少人数で運営しようとすると、一人で幅広い業務を行わなければならなくなります。
それぞれに担当者をつけるのがおすすめです。

ECサイト運営に役立つスキルとは?

ECサイトの運営で特に売上に影響するのは「集客」です。
広告、SNS、SEO施策によってECサイトを周知できれば売上の向上を狙えます。
これらのスキルを持っている人は、ECサイトの運営に向いているといえるでしょう。

広告運用

Webにおける集客で最もメジャーな方法です。
広告文やバナーの作成、ターゲティングの設定や運用の調整といったスキルが必要となります。

▼関連記事 ECサイトの集客に最適なWeb広告について

SNS運用

SNSを運用できるスキルがあれば、商品の魅力やブランドイメージを手軽に発信することができます。
比較的かんたんではありますが、炎上しないように注意は必要です。

どんな形式で訴求したいか、どの年齢層がターゲットかによっておすすめのSNSは異なります。

▼関連記事 SNSを利用した集客について

▼関連記事 SNSの炎上対策について

SEO対策

サイト内部の調整や、コンテンツ作成などサイトの順位を上げるためのスキルです。
専門的な知識が必要になりますが、SEO対策によってサイトを上位化できればお金をかけずに継続的な集客が可能となります。

▼関連記事 サイトの順位を上げるためのSEO対策について

ECサイトの将来性

幅広い層へのスマートフォンの普及やコロナ禍により、ECサイト市場は拡大傾向にあります。
また、キャッシュレス決済の普及により、現金によらない買い物は定着していくと予想されるため、商材によっても差はありますが、将来性は十分あるといえるでしょう。

ただし、ECサイトが増えるに連れ価格競争が激化することも考えられるため、いかに競合と差別化できるかがポイントです。

まとめ

今回はECサイトの運営について解説しました。

ECサイトは様々な業務によって運営が成り立っています。
十全に対応できるようECサイト制作前に体制を整えておき、運用しながら調整していきましょう。

弊社でも売上に貢献するECサイトのご提案・制作を行っていますので、ECサイトの制作をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。