Facebook広告で使えるターゲティングとは?種類と設定のポイント

更新日:2022年09月21日

代表的なSNS広告のひとつ、「Facebook広告」。
膨大なユーザーデータを利用することで、精度の高いターゲティングが可能です。

今回は、そんなFacebookで使えるターゲティングの種類を紹介していきます。

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Facebook広告とは

Meta社(旧Facebook社)が提供するWeb広告です。
Facebookのタイムラインや広告枠に加え、Facebookと提携しているサイト・アプリにも配信できます。

また、提供元が同じInstagramにも、同一の管理画面から配信設定をおこなうことが可能です。

Facebookで利用可能なターゲティング一覧

Facebook広告で利用できるターゲティングは大きく以下のとおりです。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

ちなみに、オーディエンスとは広告の配信対象となるターゲットのことを指します。

コアオーディエンス

年齢・性別・学歴・職業といったユーザーの登録情報や、興味関心・行動といったFacebookの利用状況をもとにターゲティングを行います。

このターゲティング設定には、「基本設定」「詳細ターゲット設定」の2つがあります。

基本設定

基本設定では「地域」「年齢」「性別」「言語」の4つを設定します。

地域

都道府県・市町村単位での指定や、地図上で半径を指定してターゲティングが可能です。
後者の場合は、1~80kmの範囲で設定できます。

年齢

13~65歳の範囲から1歳刻みで選択、もしくは65歳以上を選択できます。
Facebook利用者の最低年齢は13際のため、12歳以下は選択できません。

性別

男性・女性・すべての3つから選択可能です。

言語

ユーザーの使用言語からターゲティングを行います。
ただ、ユーザーがプロフィールに言語をしていない場合は配信対象になりません。
わざわざ言語の項目を設定しているユーザーは少ないため、使い所はあまりないでしょう。

詳細ターゲット

詳細ターゲット設定は「利用者層」「興味関心」「行動」の3つに分けられます。

利用者層

学歴、仕事、年収、交際ステータスや子供の有無など、ユーザーの登録情報に基づいたターゲティングを行えます。

興味関心

ショッピング、映画、ファッションなどのカテゴリから選択します。
ユーザーの投稿やいいねの傾向などによるFacebook独自のターゲティングです。

行動

商品の購入や旅行など、ユーザーの行動に基づいたターゲティングを行います。
使用するデバイスなどからも絞り込みが可能です。

カスタムオーディエンス

広告主が持っているユーザーデータや、自社サイト・Facebookページのアクセスなどをもとにオーディエンスを作成します。
以下のようなターゲティングが可能です。

  • カスタマーファイル
  • ウェブサイトトラフィック
  • エンゲージメント
  • オフラインアクティビティ

カスタマーファイル

既存顧客の電話番号やメールアドレスをまとめたファイルをアップロードし、Facebookのユーザーデータと照合してターゲティングします。

ウェブサイトトラフィック

いわゆる「リマーケティング」です。
特定のサイト・ページにアクセスしたユーザーを最長180日までさかのぼって追跡できます。

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エンゲージメント

Facebookで自社の投稿などに反応(エンゲージメント)した人のリストを作成できます。
作成できるのは以下のリストです。

  • 動画を再生した人
  • リード獲得フォームを開いた人
  • コレクション広告またはキャンバスを開いた人
  • Facebookページでアクションした人
  • Instagramのビジネスプロフィールで交流した人
  • Facebookページのイベントでアクションした人

オフラインアクティビティ

来店や電話問い合わせなど、オフラインでのアクションがあったユーザーをリスト化して広告を配信する方法です。
オフライン版のリマーケティングといえます。

類似オーディエンス

作成したカスタムオーディエンスに似ているユーザーに配信できるターゲティング方法です。
自社商材に興味がある可能性が高く、直接的なターゲティングではリーチできないユーザーに広告を届けることができます。

顧客の新規開拓・認知拡大に向いているターゲティングです。

ターゲティング設定のポイント

最後に、Facebook広告でターゲティングを行う際のポイントを紹介します。
配信の際には参考にしてみてください。

  • 初めから絞り込み過ぎない
  • 複数のターゲティングをおこなう
  • 自社広告同士でオーディエンスが被らないようにする

初めから絞り込み過ぎない

ターゲットを絞り込みすぎるとリーチが減ってしまい、コンバージョンも少なくなるリスクがあります。

また、ターゲットが少ないと予算が同じでもその分CPA(コンバージョン1件あたりの費用)が高騰してしまう可能性も高まります。

複数のターゲティングをおこなう

複数のターゲティングを同時に行うことによって、どういった絞り込みが効果的なのか短期間で比較することができます。
これを繰り返し、コンバージョンにつながりやすいターゲティングへと質を高めることで費用対効果を高めていきましょう。

予算に余裕があるときには試してみることをおすすめします。

自社広告同士でオーディエンスが被らないようにする

上のように、複数のターゲティングを行う場合の注意点です。
オーディエンスが被っている場合、自社の広告同士が競合してしまい、無駄な広告費が発生する可能性があります。

まとめ

今回はFacebook広告で利用できるターゲティングについて解説しました。

Facebookではユーザーデータやサービス内の行動に基づき、高精度なターゲティングが可能です。
既存の顧客データなどとうまく連携させ、効果的な配信を行いましょう。

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