記事LPとは?LPとの違いや構成、勝ちパターンをご紹介

更新日:2022年09月30日

LPのコンバージョン獲得に大きく貢献する記事LP。

施策によって向き不向きはありますが、記事LPを上手く活用できれば貴社のコンバージョン増加に貢献してくれるかもしれません。本記事では記事LPとは何か、勝ちパターンとして使えるLPの構成もご紹介します。

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記事LPとは?

記事LPとは、通常のLPの直前でユーザーに読んでもらう記事風のLPです。

▼Web広告で集客する際のユーザー導線

通常LPの場合:Web広告をクリック→LPを閲覧

記事LPを挟む場合:Web広告をクリック→記事LPを閲覧→LPを閲覧

 

広告経由で直接LPへ集客するよりも、記事LPへ集客した後にLPへ回遊してもらう方がコンバージョン数を最大化できるケースがあるため、記事LPが活用されています。

LPとの違い

通常のLPは申込みをはじめとするコンバージョン獲得がゴールとなりますが、記事LPはLPの手前のページとなるため、LPへ回遊してもらうことがゴール

加えて、直接LPへ集客せずに記事LPを挟むことで、自社が訴求する内容に対してまだ興味が薄いユーザーの興味関心度合いを高めた状態でLPへ回遊してもらうことでコンバージョン率をアップさせることが主な狙いとなります。

なぜ、記事LPを作成するのか

ユーザーはページを回遊する度に一定数が離脱するため、最終的なコンバージョン数は減少するのが一般的。それでも記事LPを作成し、LPの前に挟むのは効果があるからです。では、なぜ記事LPを作成することが有効なのでしょうか?

ユーザーに期待感を与えてLPへ送客できるから

記事LPを作成することで得られる効果の一つは、ユーザーに期待してもらえること。

スキマ時間に暇つぶしでスマートフォンを眺めているユーザーが広告をタップした場合、その時点ではユーザーに対して訴求したい商品やサービスの内容はほとんど伝わっていない状態です。

そこでいきなりLPを通して訴求するのではなく、記事LPでユーザーに寄り添ったコンテンツを提供しながらニーズを顕在化させることで、期待を持ってLPへ回遊してもらえるのです

LPの熟読率を高められるから

上記の通り、LPへ直接訪問した際はまだじっくり読むモードになっていないユーザー。この状態ではLPをほとんど読まずに離脱する可能性が高いと言えます。

しかし、記事LPの効果で商品やサービスへの興味を持った状態でLPへ回遊すると熟読率が向上します。LPへ質の高いユーザーを集客する上で記事LPが効果を発揮するのです

コンバージョン獲得数の増加が期待できるから

ユーザーに期待を持ってもらい、LPを熟読してもらえれば、コンバージョン獲得数は自然と増加します(もちろん、集客するユーザーやLPが一定以上の質である前提ですが)。

通常、LPを制作して何らかの施策を実行する際は、コンバージョン獲得が施策の主なゴール。

コンバージョン獲得に効果が期待できる記事LPを作成する企業が多いのは当然と言えますね。

成果につながる記事LPの作り方

記事LPはやみくもに文章を書いてもユーザーの興味を高めてLPへ回遊させることはできません。できない、もしくはできたとしても再現性が低く、記事LPを作ってみないと成果が出るかまったく予想がつかない状態に。

このような状態を避けるためにも、成果につながる記事LPの作り方をあらかじめ学んでおくことをオススメします。

記事LPならではの構成=勝ちパターンを設計する

記事LPは前述の通り、まだ商品やサービスに対する興味度合いが低いユーザーが読むページです。興味度合いが低いだけでなく、商品やサービスの存在を知らない可能性も低くありません。

そのため、通常のLPとは異なり、LPの冒頭で認知を獲得する必要があります。

ユーザー自身が自覚していない問題に気づいてもらい、ユーザーに寄り添いながら問題解決に向けた方法や根拠の提示、最終的にどうすれば良いのかを提案するなど、勝ちパターンとも呼べる記事LPならではの構成を設計しましょう。

PASBECONAテンプレートを活用する

記事LPはLPとユーザーの状態が異なるとはいえ、LPで有効なライティングテンプレートが役立ちます。

例えば神田昌典氏が提唱するPASBECONAテンプレートも有効なライティングテンプレートの一つ。

▼PASBECONAテンプレートの構成

Problem(問題)
Affinity(親近感)
Solution(解決)
Benefit(利得)
Evidence(証拠)
Contents(内容)
Offer(提案)
Narrow(適合)
Action(行動)

 

ゼロから記事LPの構成を考えるのではなく、成果が出やすいとされているライティングテンプレートを基本構成として検討することで、大きく外さない記事LPの作成が可能。

ライティングテンプレートは必ずしも正解とは言えませんし、この通りに記事LPを作成することがベストではありませんが、基本構成としてこのような型を活用することは有効です。

流し読みされる前提の書き方を意識する

記事LPを活用する施策で集客するユーザーは、まだ記事LPを熟読するほどの温度感を持たずに記事LPを閲覧しています。

ユーザーによってはファーストビューから一気に最下部までスクロールし、そこから上部へ戻りながら気になったパートだけを読むこともあります。実は、LPはファーストビューの次に読まれるのが最終パートと言われているぐらいで、上から順番に熟読されないことも多いもの。

以上を踏まえると、記事LPは流し読みされたり、作り手の意図とは異なる順番で読まれたりする前提の書き方を意識する必要があります。上から順番に読んで理解していないと伝わらない書き方はNGです。

ユーザーに寄り添った記事を用意する

記事LPを読み始めたばかりの興味度合いが低いユーザーへ最初から売り手視点で主張しても読まれず、伝わらないもの。

そこで記事LPではユーザーに寄り添った記事を書き、ユーザーが主張を受け取る状態になってもらうことも大事なポイントです。

集客メディアから記事LP、LPへのつながりが重要

記事LPとは、ページ単体だけでなく、集客メディア~記事LP~LPの一連と流れの中で機能するもの。

つい記事LPの構成やライティングに気を取られがちですが、前後とのつながりに違和感なくユーザーが自然と申し込みまで進めるように作りましょう。

 

BtoBコーポレートサイトの勝ちパターン」では主に検索ユーザーをコンバージョンページへ回遊してもらい、コンバージョン獲得する流れで改善施策の成功事例を紹介しています。

この事例では検索ニーズに答える記事ページが集客起点となっているため、記事LPを介さずにコンバージョンページへ回遊させていますので、一連のつながりを確認する上で一つの参考としていただければ幸いです。

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