一般的なホームページ制作の流れとは?発注する際のポイントも紹介

更新日:2026年05月12日

ホームページ制作の流れは、大きく分けて「事前準備」「企画」「制作」「公開」「運用」の5つのステップで進みます。

一般的な企業サイトであれば1〜4ヶ月程度の期間を要するため、全体の工程を把握しておくことがスムーズな進行の鍵。本記事では、各工程で発注者がやるべきことや注意点を詳しく解説します。

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ホームページ制作までの流れ

ホームページ(Webサイト)制作は、フロー図にまとめると以下のような流れになります。

ホームページ制作の流れ5ステップのフロー図

サイトの規模や内容、制作会社にもよりますが、制作の期間は1~4ヶ月ほどが一般的です。初めてホームページ制作を依頼される方には意外と長く感じられるかもしれませんが、プロセスが多数あるため、思った以上に時間を要するものです。

サイト規模別の制作期間の目安は以下の通りです。

  • LP(ランディングページ):約2週間〜1ヶ月
  • 小規模サイト(5ページ程度):約1〜2ヶ月
  • 中規模サイト(10〜20ページ):約2〜4ヶ月
  • 大規模サイト(30ページ以上):約4〜6ヶ月以上

 

以下に、各ステップで発注者がやるべきことの概要をまとめました。

ステップ 発注者がやること
1. 事前準備~発注 目的・ターゲット・予算の整理、制作会社の選定・見積比較
2. 企画・戦略設計 要件定義への参加、サイトマップ・コンテンツの確認
3. デザイン・開発 デザイン案・ワイヤーフレームの確認、素材(写真・原稿)の提供
4. テスト・公開 テスト環境での動作確認、本番公開後の最終チェック
5. 運用・改善 アクセス解析の確認、コンテンツの定期更新・改善

 

上記はあくまで目安であり、機能要件や素材の準備状況、確認にかかる日数によっても前後します。

プロジェクトの開始前に、制作会社とスケジュールをしっかりと握っておくことが大切です。ホームページ制作を請け負うのは制作会社からフリーランスまで様々。まずは、自分たちがどのようなホームページを作りたいのかを整理するところから始めましょう。

1. 事前準備~発注までの流れ

ホームページ制作を成功させるために最も重要なのがこの「事前準備」の段階です。

ここでの準備が不十分だと、制作が始まってから「思っていたものと違う」といったトラブルにつながりかねません。まずは自分たちの立ち位置とゴールを明確にしましょう。

ホームページの目的を明確にする

ホームページを制作する際は、まず何のためにホームページを作るのかという目的を明確にしましょう。

例えば、「自社の認知度を上げたい」「ホームページからお問い合わせを増やしたい」「採用を強化したい」などです。

目的によって、ホームページの構成やデザイン、必要な機能が大きく変わってきます。ここがブレてしまうと、制作の途中で方向性を見失ってしまうため社内で十分に議論しておきましょう。

ホームページの要件を決定する

次に、どのようなホームページにするかという具体的な要件を決めていきます。予算や納期、掲載したいコンテンツ、必要な機能(フォーム、ブログ、多言語対応など)を洗い出しましょう。

この際、非常に重要なのが「ペルソナ設定」です。

ペルソナとは、ホームページのターゲットとなるユーザーを具体的な年齢、性別、職業、悩み、行動特性などを持つ一人の人物像として描くこと。誰に情報を届けたいのかが明確になれば、どのようなコンテンツを優先すべきか、どのようなトーンのデザインが好まれるかが自ずと決まってきます。

チーム内で共通の顧客像を持つことで、制作時の判断基準が明確になります。

制作会社を検討する

要件が固まったら制作を依頼する会社を探します。制作会社によって得意なジャンルや技術、価格帯が異なるため、実績をチェックし、自分たちの目的に近いサイトを手掛けているか確認しましょう。

制作会社を比較する際には、単に費用を比較するだけでなく、提供サービスについても確認することが大切です。

 

まずは自社と同業種、あるいは類似した規模の制作実績があるかを確認しましょう。また、担当者とのコミュニケーションの取りやすさや、質問に対するレスポンスの速さもプロジェクトを円滑に進める上で欠かせない要素です。

さらに公開後の保守運用や更新代行といったアフターサポートがどこまで含まれているかも重要なポイントです。

金額の安さだけで選ぶのではなく、提案内容の具体性や対応範囲の広さを総合的に判断して選定をおこないましょう。

見積~発注のポイント

気になる制作会社をいくつかピックアップしたら、相見積もりを依頼しましょう。

見積書を比較する際は、価格だけでなく、提案内容や担当者との相性も重要です。費用の中にどこまでの作業が含まれているのか(写真撮影、文章作成、保守運用など)を細かく確認しておきましょう。

規模が大きいプロジェクトや複数社にコンペ形式で提案を依頼する場合は、RFP(提案依頼書)を作成するのも有効。RFPとは制作の目的や希望要件、予算などをまとめた資料で、これを用意することで制作会社から精度の高い提案をもらいやすくなります。最終的に納得のいく提案をしてくれた会社と契約を結び、正式に発注となります。

なお、ホームページ制作の費用相場についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

2. 企画・戦略設計の流れ

発注が完了した後は具体的なホームページの骨組みを作っていく「企画・戦略設計」のフェーズに入ります。ここでは制作会社と密にコミュニケーションを取りながらサイトの土台を固めていきます。

要件定義のすり合わせ

発注直後におこなうのが要件定義の最終的なすり合わせです。

要件定義とは、制作する目的・ターゲット・必要な機能・スケジュール・納品物などをまとめること。事前準備で決めた内容をベースに、プロの視点から実現可能性を精査してドキュメント化します。

この工程で制作会社と共通認識を持つことが、後々の戻り作業を防ぐために不可欠です。

サイトマップの作成

次に、ホームページ全体の構造を示すサイトマップを作成します。

サイトマップとは、どのページがどこに配置されるかという階層構造を可視化した設計図です。作成時には、ユーザーが迷わずに情報にたどり着けるか、階層が深くなりすぎないか、重複している不要なページがないかといった点に注意します。

サイトの全体像を俯瞰することで情報の抜け漏れを確認できます。

コンテンツ設計

サイトマップが確定したら、各ページにどのような情報を載せるかというコンテンツ設計をおこないます。

一つひとつのページの役割(集客用、信頼獲得用、コンバージョン用など)を明確にし、ユーザーの検討度合いに合わせた情報を整理します。また、SEO対策(検索エンジン最適化)の観点からも、どのようなキーワードでユーザーが流入するかを想定し、必要な見出しや文章の構成を練る重要な工程です。

加えて、CTAボタン(お問い合わせや資料請求への誘導ボタン)の配置や、ユーザーをコンバージョンに導くための行動導線もこの段階で検討しておくと成果につながりやすいホームページに仕上がります。

3. デザイン・開発の流れ

企画・戦略が固まったら、いよいよ目に見える形にしていくデザイン・開発のフェーズに移ります。ここからは制作会社のクリエイターやエンジニアが主体となって作業を進めていきます。

ワイヤーフレームの作成

サイトマップが完成したら各ページの構成をワイヤーフレームに落とし込みます。

ワイヤーフレームとは、ページのレイアウトを線と枠で示した設計図のようなもの。具体的にどこに画像を置き、どこに文章を配置するかを決めていきます。

ワイヤーフレームの例

デザインに入る前に情報の優先順位を確認するためのものなので、この段階では色や装飾は施されていません。このワイヤーフレームに納得がいかないままデザインに進んでしまうと、後からの修正が大変になるためしっかりと確認しておきましょう。

企業サイトの場合は制作したサイトが成果につながらなかったとならないように「BtoBコーポレートサイトの勝ちパターン」も参考にしてみてくださいね。

デザイン制作

ワイヤーフレームをもとにデザインを制作していきます。色使いやフォント、画像の選定などをおこない、ホームページの見た目を完成させる工程です。

企業のブランドイメージに合っているか、ターゲットとするユーザーに響くデザインか、といった観点で確認します。最近ではパソコンだけでなくスマートフォンでの見え方も非常に重要なため、レスポンシブデザイン(デバイスに応じて表示を最適化すること)が適切になされているかもチェックポイント。

なお、制作会社によっては修正回数に制限を設けており、規定回数を超えると追加費用が発生するケースもあります。契約時に修正対応の条件を確認しておきましょう。

コーディング

デザインが決まったら、それをブラウザ上で表示できるようにコーディングをおこないます。

コーディングとは、プログラミング言語を使ってデザインをホームページとして構築する作業のことです。

この作業には大きく分けて、HTML/CSS/JavaScriptなどを用いてユーザーが目にする表面部分を作る「フロントエンド」と、お問い合わせフォームの送信機能やCMS(更新システム)の組み込みなど、サーバー側で動くシステムを作る「バックエンド」の2種類があります。

専門的なスキルが必要な作業であり、この工程が終わると実際にクリックしたり文字を入力したりできるようになります。

ホームページ制作のポイント

ホームページの制作(デザイン・開発)に入ったら、発注者としてはそれほどやることはありません。しかし、デザインや機能の確認や修正の連絡などはできるだけ早めにおこなうようにしましょう。

レスポンスが遅いとその分制作が滞ってしまいますし、スケジュールの遅延は公開日の延期だけでなく、制作会社との関係性にも影響します。

修正がある場合は、具体的にどこをどう変えたいのかを明確に伝えることがスムーズな進行のコツです。

4. テスト・公開の流れ

制作作業が完了したらいよいよ公開に向けた最終段階です。ミスや不具合がないかを入念にチェックし、万全の状態で世の中に送り出しましょう。

テスト(動作検証)

ホームページが完成した直後にいきなり公開することはありません。まずは制作会社が用意する「テスト環境」で、正常に動作するかを厳密に検証します。主なチェック項目は以下の通りです。

  • 複数のブラウザ(Chrome, Safari, Edgeなど)で崩れがないか
  • スマートフォンやタブレットで正しく表示されるか
  • お問い合わせフォームが正常に送信され、通知メールが届くか
  • リンク切れや誤字脱字がないか

特にフォームの動作はビジネスに直結するため、発注者自身でも必ずテスト送信をおこなっておきましょう。

サーバー・ドメインの手配

ホームページをインターネット上に公開する際は、ドメインとサーバーを手配する必要があります。

ドメインとはインターネット上での「住所」のようなもので、例えば弊社クリエルのホームページではURL内の「creal.co.jp」がこれにあたります。

また、サーバーはホームページを設置するための「土地」のようなものです。

自社で用意するか制作会社側で用意するかは予め決めておきましょう。最近では制作会社が保守運用とセットでサーバー・ドメインの管理を代行してくれるケースも多いです。

データのアップロード

サーバーとドメインの準備ができたら、制作したホームページのデータを本番用のサーバーにアップロードします。

これで、世界中の誰からでも指定のURLであなたのホームページが見られる状態になります。この作業は非常にデリケートなため、通常は制作会社のエンジニアがおこないます。

納品物の最終確認

公開後、本番環境で改めて全てのページが正しく表示されているか、リンクが機能しているかを確認します。

問題がなければ納品完了となります。

契約によっては、操作マニュアルの受け取りや、CMSの使い方のレクチャーなどを受ける場合もありますが、ここから自社のホームページとしての運用が始まります。

5. 公開後の運用・改善

ホームページは公開して終わりではなく、公開してからが本当のスタートと言っても過言ではありません。成果を出し続けるためには、継続的な運用と改善が欠かせません。

アクセス解析ツールの導入

ホームページが公開されたら、まずは「GA4」や「Google Search Console」を導入し、アクセス状況を客観的に計測できる体制を整えましょう。

どのページがよく見られているのか、どのキーワードで検索されているのかを知ることで、ホームページの強みと弱みが見えてきます。

コンテンツの更新と改善

定期的に新しい情報を追加したり、既存のページを改善したりすることも重要です。

更新が止まっているホームページはユーザーの信頼を損なうだけでなく、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。KPI(目標数値)を設定し、「お問い合わせを増やすにはどこを直すべきか」をデータに基づいて改善していくことで、ホームページは強力な営業ツールへと成長していきます。

ホームページ制作の流れに関するよくある質問

ここからはホームページ制作の流れに関するよくある質問と回答をご紹介します。

Q. ホームページ制作にかかる期間はどのくらいですか?

A.サイトの規模によって大きく異なります。1ページ完結のLPなら約2週間〜1ヶ月、10〜20ページ程度の標準的な企業サイトなら約2〜4ヶ月が目安です。複雑なシステム開発を伴う場合は、6ヶ月以上かかることもあります。

Q. 制作会社への依頼と自作、どちらがよいですか?

A.ビジネス成果を求める企業サイトであれば、セキュリティやデザイン品質の観点から制作会社への依頼をおすすめします。ただし、初期費用を抑えたい個人事業主などの場合は、WixやStudioなどのサイト作成ツールやCMSを活用して自作するのも一つの選択肢です。

Q. ホームページ制作で発注者側がやるべきことは何ですか?

A.制作の目的やターゲットの整理、予算の確定、ロゴや写真素材、原稿の準備が主なタスクです。また、制作会社から上がってきたデザインや構成案に対して、迅速に確認・フィードバックをおこなうことも納期を守り品質を高める上で非常に重要です。

Q. ホームページの公開後にやるべきことはありますか?

A.「GA4」や「Google Search Console」の導入、そして継続的なコンテンツの更新です。定期的に効果測定をおこない、ユーザーの反応を見ながらページの改善を繰り返すことで、サイトの成果を高めていきます。弊社のように制作時点でGA4やGoogle Search Consoleを標準で導入している制作会社もあります。

ホームページ制作の流れまとめ

ホームページ制作の流れは、事前準備から運用まで多岐にわたる工程が存在しますが、各ステップの役割を理解しておくことでスムーズに進行できます。

特に「誰に何を伝えたいか」というペルソナ設定と目的の明確化は、全ての工程の判断基準となるため、制作会社としっかり共有しておくことが大切。企業サイトで失敗しないためには「BtoBコーポレートサイトの勝ちパターン」もぜひご活用くださいね。

公開をゴールとするのではなく、その後の運用と改善を見据えた計画を立て、自社のビジネスに貢献するホームページを目指しましょう。

【BtoB向け】

コーポレートサイトの勝ちパターン

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コーポレートサイト制作を進める前に、ぜひご一読ください。