EFOとは?離脱されにくい入力フォームを作るために重要な5つのポイント

更新日:2022年01月05日

せっかくユーザーを入力フォームまで誘導できたのに途中で離脱されたら残念ですよね。
もしかしたら、知らないうちにあなたのサイトでも途中離脱が起こっているかもしれません。

この離脱率を減らしてフォームの入力完了率を高めるための施策を「EFO」といいます。
今回はEFOについて、フォームから離脱されてしまう原因や具体的な対策を交えて詳しく解説します。

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EFO(入力フォーム最適化)とは

EFOとは「Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)」の略で、お問い合わせや申込みといった入力フォームを使いやすく改善し、ユーザーの途中離脱を減らすための施策のこと。

ユーザーがフォームにたどり着いてから入力を完了するまでのストレスを取り除くのが大きな指針となります。

EFOの重要性

せっかく広告やSEOでサイトへの流入を増やしても、お問い合わせや申込みの途中、入力フォームで離脱されては意味がありません。

わざわざ情報を入力するという行為はユーザーにとってハードルが高いもの。
入力フォームはコンバージョンに至るまでの最後の関門といっていいでしょう。

なるべくユーザーが使いやすく、スムーズに入力が行えるフォームを設計する必要があるのです。

入力フォーム離脱の主な原因を分析

そもそもなぜ入力フォームからの離脱が起こるのでしょうか。
主な原因は以下のとおりです。

  • 入力項目が多すぎる
  • 入力フォームが複数ページに分かれている
  • 余計なリンクやバナーが設置されている
  • エラーが起こりやすい
  • スマホ対応していない

入力項目が多すぎる

入力項目が多すぎるとユーザーはうんざりしてしまい、それだけで離脱してしまうこともあります。
入力必須項目はできるだけ絞り、必要最低限にしましょう。

余計なリンクやバナーが設置されている

入力フォームのページには、他のページに移動してしまうバナーやリンクを置かないようにしましょう。誤って別のページに遷移してそのまま離脱したり、遷移先からフォームに戻ってきたら入力した内容が消えている……ということが起こりえます。

特にスマホサイトの場合は誤タップが起こる可能性がありますので注意です。

エラー表示が明確でない

フォームに入力された情報に不備があると入力内容を送信することはできないのが一般的。
その場合はどこでエラーが発生しているのか、不備を指摘する必要があります。

そのエラー表示が明確でないとユーザーはどこを直してよいかわからず、ストレスに感じてしまいます。

スマホ対応していない

最近はスマホでサイトの閲覧をする人がほとんどです。入力ページは必ずスマホ対応しましょう。

スマホ未対応サイトを小さな画面で見ると文字などがとても小さく表示されるため、とても見づらくなってしまいます。
特にフォームは入力枠なども小さく表示されるため入力の際には大きなストレスになるのです。

▼関連記事 スマホ対応(モバイルフレンドリー)について

離脱率を下げCV率を上げるEFO施策

それでは具体的なEFO施策について解説していきます。

  • 入力項目を極力減らす
  • 不備の指摘をリアルタイムで表示
  • 自動入力機能をつける
  • 半角・全角は自動で切り替える
  • 別ページへの導線を減らす

入力項目を極力減らす

入力する項目は極力減らすようにしましょう。
必須項目以外にも、自由入力の部分もなるべく数を増やさないことをおすすめします。

面倒だから入力したくないというのはもちろん、不必要な個人情報を勝手に収集しようとすることに反感を感じるユーザーがサイトを離れてしまう可能性もあるのです。

不備の指摘をリアルタイムで表示

送信ボタンを押してからエラーを指摘するのではなく、不備があったらリアルタイムに知らせるほうが親切です。

エラーがある入力ボックスは色が変わる、というような視覚的にわかりやすい表示がおすすめです。

自動入力機能をつける

郵便番号を入力したら住所も自動的に入力される、名前を入力したらふりがなも自動的に入力されるなど、入力を補助する機能をつけることをおすすめします。

また、半角・全角の入力モードも項目ごとに自動で切り替わるようにしておくと便利です。
全角の「0」と半角の「0」などの区別がつきにくく誤って入力し、エラーを指摘されても気づきにくいことがあります。
半角数字で入力すべき項目には半角しか入力できないようにするといった工夫も有効です。

 

別ページへの導線を減らす

フォーム離脱の原因の項目でも触れましたが、リンクやバナーなど他のページへの導線があるとどうしても離脱率は高まってしまいます。

バナーの撤去はもちろん、グローバルメニュー(画面上部のメインメニュー)も表示させないなど、導線をなるべく排除するようにしましょう。

以下の記事では離脱率の改善方法について解説していますのでこちらもぜひ合わせてご覧ください。

▼関連記事 離脱率の改善方法について

まとめ

今回は入力フォーム最適化、EFOについて解説しました。

入力フォームの離脱率を減らして入力完了率を向上させることは、Webでマーケティングを行う上で非常に重要です。
ぜひこの記事を参考にフォームの改善を図ってみてください。

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