GA4のデータ保持期間とは?設定変更手順もご紹介

公開日:2023年09月27日

GA4で通常2ヶ月に設定されているデータ保持期間。

このデータ保持期間は無料版で14ヶ月まで延長が可能です。本記事ではデータ保持期間を変更する方法や影響範囲について解説します。

>>GA4レポート活用の基本マニュアルをダウンロードする

コンテンツ一覧

GA4のデータ保持期間とは

GA4のデータ保持期間とは、計測したデータがGA4のサーバーから削除されるまでの期間のこと

データ保持期間を過ぎると月単位で自動的にデータが削除されます。

 

GA4ではユーザーやイベントのデータを保持しており、データ保持期間の設定はこれらのデータに適用されます。

保持期間は、Cookie、ユーザーの識別子(例: User-ID)、広告 ID(DoubleClick Cookie、Android の広告 ID [AAID または AdID]、Apple 広告主向け識別子 [IDFA] など)に関連付けられたユーザー単位およびイベント単位のデータに適用されます。

(出典:データの保持 - アナリティクス ヘルプ

データ保持期間の設定変更

ここからは設定可能なデータ保持期間と変更手順を見ていきましょう。

GA4の初期設定値は短い

データ保持期間は標準で2ヶ月に設定されており、14ヶ月に変更ができます

前年比較など過去データの分析を考えると14ヶ月に変更しておくことを強く推奨します

その他、有料版のアナリティクス360では一部を除くイベントデータについて、 26ヶ月・38ヶ月・50ヶ月へデータ保持期間を変更することもできます。

データ保持期間の変更手順

データ保持期間の変更は対象のGA4のプロパティから次の手順で設定します。

  1. 画面左下の「管理」をクリック
  2. 「データ設定」をクリック
  3. 「データ保持」をクリック
  4. 「イベントデータの保持」の設定で「14か月」を選択
  5. 「保存」をクリック

GA4のデータ保持期間

これでデータ保持期間の変更は完了です。

データ保持期間の変更は適用されるまでに24時間かかり、この間に変更を元に戻すとデータへの影響はありません。

GA4のデータ保持期間のよくある質問

ここからはGA4のデータ保持期間に関するよくある質問と回答をご紹介します。

データ保持期間は全てのレポートに影響しますか?

データ保持期間の影響範囲は誤解しがちなポイントで、「データ探索」に影響するものと理解しておきましょう。

データ探索では、データ保持期間より以前の期間を指定できない仕様になっています。自由度が高く、細かく分析できるデータ探索がデータ保持期間に影響を受けてしまうのは厄介ですよね。

一方で、標準のレポートではデータ保持期間の14ヶ月を過ぎてもデータを閲覧できます。LookerStudioのような外部ツールでもデータ利用は可能です。

14ヶ月以上のデータを確認する方法はありますか?

前述の通り、標準レポートやLookerStudioなどで過去14ヶ月以上さかのぼってデータを確認できる他、以下の方法でもデータ保持期間を超える期間のデータを確認できます。

  • BigQueryにGA4のデータをエクスポートする
  • アナリティクス360を利用する

但しどちらも有料となります。

GA4データ保持期間のまとめ

本記事ではGA4のデータ保持期間についてご紹介しました。無料の範囲内でGA4を利用する企業の場合はデータ保持期間を14ヶ月へ延長しておくことをおすすめします。

データ保持期間を延長した上で、データ探索でアクセス解析をおこなっていきましょう。「GA4レポート活用の基本マニュアル」もぜひ参考にしてみてください。

アクセス解析に欠かせない

GA4レポート活用の基本

GA4レポート活用の基本

Googleのアクセス解析ツールとして15年振りに登場した次世代バージョンのGA4。

GA4を導入される企業様は増えていますが、導入したは良いももの使い方が分からずお困りのWeb担当者様も少なくありません。そこでGA4のアクセスデータを見るために必要な「レポート」と「探索」の機能に特化して使い方を解説した資料をご用意しました。

▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・レポートの主な画面
・カスタマイズしたレポート画面の設定方法
・探索の使い方
・ページ別の指標を確認する方法
・ランディングページ別の指標を確認する方法
・旧GAのユーザー概要を再現する方法

GA4を活用してアクセス解析をおこなう際にぜひご活用ください。