自社のホームページを検索しても検索結果に出てこない原因と対処法

公開日:2022年12月21日

「ホームページを検索しても出てこない…」

Web担当者なら検索結果に自社のホームページが出てこない状況に悩まされることがありますよね。本記事では検索しても出てこない原因の調べ方と対処法を解説します。

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ホームページを検索しても出てこない原因の調べ方

ホームページが検索結果に出てこない原因を調べる上で必要になるのが、Googleが検索結果へページを表示する仕組みです。

▼Webページが検索結果に表示されるまでの3ステップ

1.検索エンジンロボットがホームページを発見し、読み取る
2.各ページをインデックス登録する
3.検索結果へ表示する

 

ホームページが検索結果に出てこないのは、この3ステップのどこかに問題があるということ。以下の方法で調べると原因を切り分けられます。

直接URLにアクセスするとページが表示されるか

検索で出てこないページがアクセスできる状態であることを確認しましょう。

直接URLへアクセスした際にホームページの表示に何か問題があれば、上記ステップ1の段階でクローラーと呼ばれるGoogleのロボットも同様に正しくページを表示できません。

ページを表示できなければ、クローラーはページを読み取れないため次のステップのインデックス登録へ進めないのです。

クローラーを誤ってブロックしていないか

ユーザーが表示できるページでも、クローラーは表示できなかったり、インデックス登録しない場合があります。

 

対象ページをrobots.txtでブロックしていると、クローラーは基本的にページの読み取りをおこないません。robots.txtは「(ホームページのURL)/robots.txt」へ直接アクセスすると確認が可能(弊社サイトの場合は「https://www.creal.co.jp/robots.txt」へアクセスすると確認できます)。

robots.txtに「Disallow: /abc/」と記載がある場合、クローラーに対して/abc/以下のURLを読み取らないように指示している状態で、この場合は/abc/以下の全URLは上記ステップ1で止まることになります(※クローラーが必ず記述に従うとは限らない)。

 

また、対象ページにnoindexタグが記述されているとインデックス登録されません。noindexはクローラーに対してインデックス登録しないよう明示するための記述で、ページのソースを直接確認すると記述の有無がわかります。

HTMLソースの確認が難しい場合は「SEO Minion」といったChromeアドオンを使うか、Webツールの「noindexありなしチェッカー」で手軽にチェックすることもできます。

「site:検索」で表示されるか

対象ページがGoogleにインデックス登録されているかを手軽に調べる方法が「site:検索」です。

Google検索で「site:https://www.creal.co.jp/abc/」のように調べたいページのURLを検索し、検索結果に表示されるならインデックス登録されている状態。

インデックス登録されているのに、自社のホームページが検索結果へ出てこない場合は上記ステップ3で問題が起きていることがわかります。

インデックス登録されているか

「site:検索」は手軽にインデックス登録状況を調べられますが、必ずしも100%の精度とは言えず、「site:検索」で対象ページが表示されない場合でもインデックス登録されている可能性があります。

正確なインデックス状況はGoogleサーチコンソールの「URL検査」で対象ページのURLを調べましょう

ここでインデックス登録されていなければ、上記ステップ2で問題が起きていることがわかります。

検索結果へホームページが表示されない時の対処法

ホームページが検索結果に表示されない原因を切り分けた後は、状況に応じて適切な対処をおこなうことで多くのケースでは検索結果へ表示されるようになります。

ページへクローラーがアクセスできない場合

robots.txtで誤ってブロックしている場合はページへのアクセスを制御している記述を削除します。

クローラーがアクセスできるようになったら、Googleサーチコンソールの「URL検査」から「インデックス登録をリクエスト」しておきましょう。クローラーをより早く呼び込むことができます。

Googleにインデックスされない場合

noindexタグを誤って記述している場合は記述を削除します。この場合も記述を削除した後はGoogleサーチコンソールからインデックス登録リクエストをおこないましょう。

 

クローラーが問題なくページを読み取り、インデックスできる状況にも関わらず正しくインデックスされない場合は他にも問題が起きている可能性が考えられます。

その場合は「【まとめ】「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されましたの対処法」で紹介している「エラーステータス」パートの以下に該当していないかをご覧になり、Googleサーチコンソールで再度調査してみてください。

  • サーバーエラー(5xx)
  • リダイレクト エラー
  • 送信された URL が robots.txt によってブロックされました
  • 送信された URL に noindex タグが追加されています
  • 送信された URL はソフト 404 エラーのようです
  • 送信された URL が未認可のリクエスト(401)を返しました
  • 送信された URL が見つかりませんでした(404)
  • 送信された URL が 403 を戻しました
  • 他の 4xx の問題が原因で、送信された URL がブロックされました

インデックスされているのに表示されない場合

インデックスされているのに検索してもホームページが出てこない場合は検索ランキングが低いだけの可能性を疑いましょう。

ページのコンテンツ強化やSEO対策によって順位が上昇すると検索結果に表示されるようになります。

その他、Googleによるペナルティや誤ってGoogleサーチコンソールから削除リクエストをおこなった可能性も考えられます。

ホームページを検索しても出てこない問題のまとめ

ホームページを検索してもページが出てこない場合は様々な原因があります。本記事でご紹介した原因調査と対処法をぜひ試してみてください。

Googleへの適切なインデックス制御など、Webサイトの技術的な問題への対応が難しい場合は専門の会社に一度相談してから検討してみるのも一つの手。こちらの「ホームページ制作サービス資料」もチェックしてみてくださいね。