【ECサイト】効果的なカゴ落ち対策とは?離脱を防いで売上をアップさせる方法

更新日:2021年10月29日

ECサイトにおける課題の一つ、商品をカートに入れたままサイトを離れてしまう「カゴ落ち」

なぜユーザーは購入直前になって離脱してしまうのでしょうか。今回は、そんなカゴ落ちの原因と対策について解説していきます。

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カゴ落ちとは

まずはカゴ落ちとは何かについておさらいしておきましょう。

カゴ落ちとは、ECサイトなどにおいて一度カート(カゴ)に商品を入れたにも関わらず、その後何らかの要因によってサイトを離れてしまうこと。カート落ち、カート放棄とも呼ばれます。

2018年にBaymard Instituteが行った調査(リンク)によって、平均的なカゴ落ち率は69.75%にまで上ることが報告されています。全体の7割のユーザーが、カートに商品を入れたまま購入せずに離脱してしまっているのです。

カゴ落ちの原因

ここからは代表的なカゴ落ちの原因を紹介します。あなたのサイトに当てはまっていたら要注意です。

商品をカートに入れたまま忘れてしまう

一番単純なカゴ落ちの原因です。これは多くの人が経験しているのではないでしょうか。

後で買おうと思ってそのまま忘れてしまうケースや、カートに商品を入れたものの結局他のサイトや実店舗などで購入するケースがあります。

決済までの手間が多い

ECサイトで商品を購入するには、フォームに届け先住所を入力したり、支払い方法を選択したりと手続きを行う必要があります。ここが煩雑になってしまうとユーザーが離脱する率が高まってしまいます。

入力項目が多すぎるフォームや、手続き中の無駄に多いページ遷移などは注意が必要です。

送料が高い

仕方がない部分もありますが、送料が高いという理由でサイトを離れるユーザーも多くいます。商品を選んでいる段階ではあまり送料を意識せず、いざ購入画面に移動して送料が表示されたときに、「高いな」と感じるパターンが主です。

また、送料だけかと思っていたのにその他の手数料までかかることがわかり、購入を控えるというケースも起きがちです。

使いたい決済手段に対応していない

クレジットカード、コンビニ払い、代引き、キャッシュレス決済など、決済方法は人それぞれです。自分がよく使う決済方法が使えなければ、他のサイトに行くという人は多くいます。

購入に会員登録が必要

会員登録せずに購入するつもりだったのに、購入直前になって会員登録必須だということがわかり、その時点で離脱するというパターンです。会員登録はECサイトのなかでも特に高い心理的ハードルの一つです。

サイト自体が信用できない

サイト内に記載してある情報で疑問や不安を解消しきれないと、信用できないサイトだという印象をユーザーに与えてしまいます。特に決済や配送方法などの情報を充実させておくことは重要です。

サイトとして信用できないと、会員登録や個人情報の入力を躊躇してしまうでしょう。

サイトが重い・エラーが起こる

ECサイトに限らずですが、不具合の多いサイトはすぐにユーザーが離脱してしまいます。

読み込みの速度が遅い、せっかくフォームに入力したのにエラーで最初の画面に戻される、などのことが起こると、購入意欲は著しく下がってしまいます。

 

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カゴ落ち対策

上に挙げた原因を受け、どのような対策を施せばカゴ落ちを防止できるか解説します。ぜひ参考にしてみてください。

リマインドメールを送る

カゴ落ちメール」とも呼ばれているものです。

商品をカートに入れたまま、一定期間以上放置しているユーザーに「カートに商品が入ったままですがお忘れではありませんか」という内容のメールを送信します。

他のサイトと比較券としている人、単に忘れている人に対してのリマインド効果が期待できます。クーポンをつけるなどすると再訪効果がより高まるでしょう。

メールのかわりにプッシュ通知を送るという方法もあります。

入力フォームを簡素化する

入力フォームはできるだけ項目を減らしておくことをおすすめします。どうしても入力しなければならない部分が多いと、離脱の可能性が高まってしまいます。

また、支払い方法や届け先などの入力も一つにまとめ、画面遷移をなるべく少なくするといった工夫も必要です。購入までのプロセスはシンプルにすることが大切なのです。

事前に送料がわかるようにする

購入画面に移動したとき、合計金額が自分の想像より高いと購入をやめてしまう可能性があります。その事態を防ぐため、商品以外にかかる金額も予め表示させておきましょう。商品詳細画面などで、商品価格と同時に目に入るようにするのが良いでしょう。

決済手段をできるだけ増やす

決済手段はできるだけ豊富に用意しておきましょう。

使える決済方法が多いほど、ユーザーの取りこぼしは少なくなります。最近はキャッシュレス決済が広く普及していますので、対応できるようにしておいたほうが良いでしょう。

特に学生はクレジットカードを持っていないことが多いため、そういった層がターゲットの場合は、それ以外の決済方法を用意しておく必要があります。

会員登録のハードルを下げる

必須項目を極力減らして、会員登録しやすいように入力フォームを整えましょう。郵便番号を入力すると自動的に住所が入力されるようにしたり、自動的に半角全角が変換されるようにしたりと、入力をサポートするような仕組みも用意しておきましょう。

もしくは会員登録を行わないままゲストとして購入できるようにするのもおすすめです。

返品交換などの条件を明確に記載する

購入時の疑問や不安を軽減するため、各種条件などを詳細に記載しておく必要があります。ユーザーがネットショッピングする上で特に気になるのは、決済、配送、返品交換について。

「よくある質問」など、困ったらここを見ればOKというページを設けるのも良いでしょう。

サイトのスマホ対応を行う

最近はスマホでのネットショッピングが主流です。小さい画面でも操作しやすいように、サイトのUIには気を配る必要があります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

まとめ

今回はECサイトにおける「カゴ落ち」について解説しました。

もしかしたら、あなたのECサイトもカゴ落ちのせいでせっかくのお客さんを逃してしまっているかも知れません。気になる方は一度自分のECサイトを見直してみてはいかがでしょうか。

弊社でも売上に貢献するECサイトのご提案・制作を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。