コンテンツマーケティングの外注!費用やメリット・デメリットも解説
公開日:2024年07月31日
コンテンツマーケティングを外注するか、内製で進めるか。
自社でコンテンツマーケティングに取り組む際に悩むポイントですよね。本記事ではコンテンツマーケティングの外注に関する重要なポイントをわかりやすく解説します。
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本記事ではコンテンツマーケティングの外注について解説しています。
オウンドメディアの外注についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
コンテンツマーケティングを外注するメリットとデメリット
コンテンツマーケティングの外注について考える際には、外注のメリットとデメリットを理解した上での判断が必要。ここでは外注のメリットとデメリットを見てみましょう。
外注のメリット
外注の最大のメリットは高い専門性を持つ企業や個人のスキルを借りられること。
コンテンツマーケティングに特化したプロに任せることで、質の高いコンテンツを制作してもらえます。
上流工程から対応できる外注先であればコンテンツマーケティングの戦略立案から支援を受けることも可能。これならコンテンツマーケティング未経験の企業でも取り組めますね。
また、リソースを確保できる点も外注する大きなメリットです。
社内のリソースが限られている場合、外注することで他の業務に集中できますし、様々なコンテンツを社内だけで制作するのは決して容易ではありません。
特に中小企業やマーケティング部門が小規模な企業にとってはこの観点は重要です。
さらに、最新のトレンドを取り入れやすいのも外注のメリット。特定分野の専門性が高い企業や個人は常に業界の動向を把握していたり、経験を積んでいるため、最新の情報を基にしたコンテンツ制作が可能になります。
外注のデメリット
一方で、外注にはデメリットもあります。
一番わかりやすいのはコスト面ではないでしょうか。質の高い外注サービスは決して安くないため、コスト面では内製時より高くなるケースも多いでしょう。もちろん、外注先の方が専門で取り組んでいることで業務を効率化できている場合に、自社で取り組む際のコストより安くなるケースもあります。
また、自社の製品やサービスに関する深い理解が必要な場合、外注先とのコミュニケーションに時間がかかることがあります。特に製品・サービスの専門知識や企業文化を反映させることは大切ですが、外注先へ正しく伝えるには時間がかかるもの。
さらに、外注することで社内でのナレッジ化が進まない可能性もあります。長期的な視点で見た場合、これは大きなデメリットになるため、外注先と上手く連携して社内へナレッジを溜める工夫が必要ですね。
コンテンツマーケティングの外注を検討する理由と注意点
では、具体的にどのような状況で外注を検討すべきなのでしょうか。外注する際にどのような点に注意が必要なのかを併せて抑えておきましょう。
外注を検討すべき状況とは
まず外注を検討するのは以下のようなケースが挙げられます。
- 社内にコンテンツマーケティングの専門知識を持つ人材がいない
- 社内リソースが限られており、他の優先業務で手がいっぱい
- 短期間で大量のコンテンツ制作が必要
知見を借りるのか、実行リソースを借りるのか。恒常的にリソースが足りないのか、一時的にリソースが足りないのか。
自社の現状と実施したいコンテンツマーケティングを踏まえて、どの業務プロセスが内製では難しいのか或いは外注化した方が良いのかによって外注を検討する業務領域が変わります。
外注する際の注意点
外注する際は以下の点に注意して検討しましょう。
- 明確な目標設定
- 予算の確保
- コミュニケーション体制の構築
- 品質管理
外注費用をかける以上は費用対効果を追うべきですし、社内への報告も求められるでしょう。
コンテンツマーケティングは短期的に成果を出すよりも、長期的な取り組みによって少しずつ成果が出るもので、そのためには予算を確保しておくことも大切。施策の質が高くても単発で止めてしまっては十分な効果を見込めません。
外注化においては外注先とのコミュニケーションも大切。自社の意向を齟齬なく伝えたり、業務が円滑に進むようやりとりしたり、密にコミュニケーションを取ることは欠かせません。
納品されたコンテンツを社内でチェックすることはもちろん、品質に問題がある場合や今後に向けたフィードバックがある場合には外注先へのフィードバックも必要です。
外注する際の費用相場
コンテンツマーケティングの外注を検討する際に気になるのが費用面。ここでは一般的なコンテンツマーケティングの外注費用相場をご紹介します。
多岐に渡るコンテンツマーケティング業務
コンテンツマーケティングの業務は多岐に渡ります。
▼コンテンツマーケティングの業務例
Webサイト制作
オウンドメディア記事制作
ホワイトペーパー制作
SNS運用
動画制作
メールマーケティング
各業務によって必要な専門性や工数が異なり、外注費用にも大きな差が出るため、自社で取り組むコンテンツマーケティングの施策を明確にした上で、業務毎に外注費用を把握していきましょう。
Webサイト制作の外注費用
Webサイト制作の外注費用は制作するサイトの種類や規模、実装する機能などによって大きく変わってきます。
例えばコーポレートサイトの費用相場は以下の通り。
規模 |
概算費用 |
小規模(最小限の構成) |
30万円~70万円 |
中規模(定番ページや機能) |
70万円~120万円 |
大規模(100ページ以上) |
120万円以上 |
これが他のサイト種別になるとまた費用相場が変わります。
ランディングページの費用相場はコーポレートサイトと異なり、一般的に1ページに豊富なコンテンツを掲載するため、費用をページ数や規模で考える訳ではありません。
オウンドメディア記事制作の外注費用
オウンドメディアの費用相場を確認する場合は、オウンドメディアの業務を分解し、どの業務を外注するのかを明確にする必要があります。
- 戦略設計費用
- Webサイト制作費用
- 記事コンテンツ制作費用
- クリエイティブ制作費用
- オウンドメディア運営費用
ここではオウンドメディアの記事制作を例に見てみましょう。
記事制作の外注は、文字数や求める品質によって変わってきます。ライターへの原稿料は文字単価が1円や記事単価が5,000円といった格安な場合もありますが、高品質な記事コンテンツ制作で一定品質を担保したい場合、文字単価10円~が費用の目安。
ライティングの前後工程、例えばSEO対策キーワードの選定や制作した記事をCMSへ入稿するといった業務をどこまで外注するかによっても変動します。
ホワイトペーパー制作の外注費用
ホワイトペーパーは専門性の高いコンテンツ制作が必要になるため、単純なデザイン制作や資料化よりも費用は高くなる傾向があります。
- 15ページ程度のホワイトペーパー:20万円〜50万円
ホワイトペーパーの場合、文章制作だけでなく、デザインや図表の作成なども含まれることが多いため、費用が高くなる傾向にあります。でも、その分マーケティング効果も高いので、費用対効果を考えると十分に価値があるとも言えます。
弊社の場合は基本的に内製でホワイトペーパーを制作していますが、1本のホワイトペーパーで数百件、千件を超えるリードを獲得することもあるため、高い効果を実感しています。
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コンテンツマーケティングの外注先の選び方
外注する業務を決めたら次は外注先の選定をおこないます。ここでは外注先の種類や選び方のポイントについてご紹介します。
外注先の種類と特徴
コンテンツマーケティングの外注先は大きく分けて以下の3種類があります。
- フリーランス
- 制作会社
- マーケティング会社
フリーランス
個人で活動するライターやデザイナーです。比較的低コストで柔軟な対応が可能ですが、大量の制作や複合的なサービスには不向きな場合があります。
一方で、優秀なフリーランスの方と出会えると、企業より低価格で高品質なサービスが期待できるため、費用対効果が高くなります。
制作会社
Webサイトやコンテンツの制作を専門とする会社です。多様な人材を抱えているため、幅広い対応が可能ですが、フリーランスに比べるとコストは高くなる傾向があります。
自社でマーケティング担当者が上流設計をおこない、その上で必要なコンテンツの制作を外注する場合に依頼しやすいのが制作会社です。
マーケティング会社
コンテンツ制作だけでなく、戦略立案から効果測定まで一貫しておこなえる会社です。高度な専門性と総合的なサービスが魅力ですが、その分コストは高くなります。
自社にマーケティング担当者が不在で、コンテンツマーケティングへ取り組む上でコンテンツ制作以外にも支援を受けたい場合に検討したい外注先。この場合は社内へノウハウを溜めることも念頭に外注を検討しましょう。
選定時のチェックポイント
外注先を選ぶ際は以下のポイントを確認しておきましょう。
- 過去の実績:類似した業界や規模のプロジェクト経験があるか
- 専門性:求める分野(SEO、サイト制作など)の専門知識があるか
- 提案力:クライアントのニーズを理解し、適切な提案ができるか
- コミュニケーション力:スムーズなやり取りができそうか
- 価格:予算内に収まるか
- 納期:希望するスケジュールに対応できるか
- アフターフォロー:納品後のサポート体制はあるか
実績や専門性も重要ですが、意外と見落としがちなコミュニケーション力も大切なチェックポイントです。いくら技術力が高くても、意思疎通がスムーズにできなければ望む成果は得られません。初回の打ち合わせでの印象やメールのやり取りのスピード感なども選定の際の重要なポイントです。
外注と内製はどう使い分けると良いのか?
コンテンツマーケティングを進める上で、全てを外注するか、全て内製するかという選択だけではなく、外注と内製を業務ごとに適切に使い分けることが重要です。ではどのように使い分ければよいのでしょうか?
内製向きの業務
- 戦略立案:自社の強みや市場環境を最も理解しているのは自社社員です
- 社内の専門知識が必要な内容:製品やサービスの詳細な説明など
- 機密性の高い情報を含む内容:顧客データの分析結果など
自社の強みや製品・サービスに関する知識が重要になる業務は、内製向きの業務。なぜなら、外注先の企業にはコンテンツマーケティングやコンテンツ制作の専門的な知見はあるかもしれませんが、自社のことを一番良く知っているのは自社の社員だからです。
このような業務は内製でおこなうか、外注する場合でも可能な限り外注先へ自社のことを理解してもらった上で業務を依頼することをおすすめします。
外注向きの業務
- 大量のコンテンツ制作:社内リソースでは対応しきれない場合
- 専門的なスキルが必要な業務:SEO対策、デザイン、動画編集など
- 単発の業務:キャンペーンサイトの制作など
業務量の多さや専門性の高さによって社内リソースだけでは対応できない業務は外注と相性が良い傾向があります。
コンテンツマーケティング外注化のまとめ
本記事ではコンテンツマーケティングの外注化や費用相場についてご紹介しました。
自社のマーケティング戦略や目標達成のために、外注をどのように活用するかを考え、柔軟に対応していくことが成功のポイント。記事を参考に、自社に最適なコンテンツマーケティングの形を見つけていってくださいね。
また、コンテンツマーケティングの中でも特に人気が高い施策の一つにオウンドメディアがありますが、弊社がオウンドメディア立ち上げ後にどのような施策で短期集客に成功したのかを紹介したノウハウ資料も参考にしてみてくださいね。
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