危険なワードサラダとは?最新のSEO対策に与える影響を解説

公開日:2023年12月15日

かつてはSEO対策として効果があったワードサラダ。

ワードサラダは現在のSEO対策に取り入れてはいけないスパム行為です。本記事ではワードサラダとは何か、SEO対策においてどのような影響があるのかを解説します。

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ワードサラダとは

ワードサラダとは、検索エンジンで上位表示させるために、意味のないキーワードを羅列した文章のこと。例えば、「ワードサラダ SEO キーワード 対策」というように、関連性の低い単語を並べて、検索エンジンのアルゴリズムを騙そうとする手法です。

しかし、このような文章はユーザーにとって全く価値のないものであり、逆にSEOの評価を下げる可能性が高いため、SEO対策で取り組むべきではありません。

ワードサラダの例文

ワードサラダは多くの場合、自動生成された不自然な文章の中に、SEO対策キーワードが散りばめられたり、羅列されたりしています。

ワードサラダと言えば、ワードの中でサラダを食べているかのような感覚に陥る現象です。ワードサラダはワードをサラダに変えることを試みるもので、ウェブページのランキングを、サラダのようなキーワードで最適化しようというものです。ワードサラダ。したがって、サラダとワードを区別し、サラダのようなワードサラダがSEO対策の鍵となります。ワードサラダ ワードサラダ ワードサラダ

 

このような文章はキーワードの繰り返しや不自然な単語の羅列で構成された、ワードサラダの典型的な例。

ユーザーにとっては読みにくく、役に立たないもので、検索エンジンからは品質の低いコンテンツと判断され、SEO対策に良い影響が出ることはありません。

過去にワードサラダが作られた理由

では、なぜ過去にワードサラダが作られ、活用されていたのでしょうか?

その理由は検索エンジンのアルゴリズムにあります。かつての検索エンジンはキーワードの出現頻度や密度などを重視して、検索結果の順位を決めていました。そのため、SEO対策キーワードを多く含む文章は上位表示されやすい傾向に。

このアルゴリズムの仕組みを悪用して、意味のないキーワードの羅列で構成されたワードサラダが作られたのです。

 

しかし、現在の検索エンジンではキーワードの出現頻度や密度ではなく、文章の品質やユーザーの満足度を重視して検索結果の順位を決めています。

そのため、SEOにおけるキーワード数(出現率)を気にする必要は無く、キーワードを詰め込んだ不自然な文章のワードサラダは検索エンジンにとっても、ユーザーにとっても、価値のないものとなっています。

絶対にワードサラダを使ってはいけない理由

ワードサラダは検索エンジンとユーザーのどちらに対してもマイナスの影響しか与えません。ここではSEO対策としてワードサラダを使ってはいけない理由を説明します。

品質ガイドライン違反だから

ワードサラダはGoogleの検索品質評価者ガイドラインに違反します。

このガイドラインはウェブサイトの品質を向上させるための指針で、品質ガイドラインには、以下のような内容が含まれています。

  • ユーザーのために有益でわかりやすいコンテンツを作成すること
  • 検索エンジンのアルゴリズムを騙そうとする不正な手法を使わないこと

 

また、「Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」には「キーワードの乱用」や「スパム行為のある自動生成コンテンツ」がスパムに該当とする下記記載があります。

キーワードの乱用とは、Google 検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。

(出典:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

自動生成スパム コンテンツの例としては、次のようなものが挙げられます。

(中略)

・検索キーワードを含んでいるが、文章としては意味をなさないテキスト

(出典:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

 

ガイドラインやポリシーに違反すると、Googleからペナルティを受ける可能性も。Googleのペナルティとは、検索エンジンが品質の低いウェブサイトを検索結果から除外したり、順位を下げたりする処置です。

ペナルティを受けるとWebサイトのアクセス数が減少するため、ガイドラインやポリシーに違反するワードサラダは絶対に使ってはいけないのです。

検索エンジンはワードサラダを検知できるから

ワードサラダは検索エンジンに上位表示させるために作られたものですが、現在の検索エンジンはワードサラダを検知できるように進化しています。

検索エンジンは文章の品質やユーザーのニーズをどれだけ満たせるかなども考慮して検索結果の順位を決めるもの。そのため、ワードサラダは検索エンジンにとっても、ユーザーにとっても、価値のないものなのです。

 

ワードサラダはGoogleに限らず、他の検索エンジンでも検知できると考えて良いでしょう。Bing対策なら効果があるといったことはありません。

SEO対策として上位表示化を目的に使用されていたワードサラダですが、効果が無いのであれば取り組むメリットはありませんよね。

低品質コンテンツからの被リンクはSEO評価が下がるから

ワードサラダは自分のWebサイトだけでなく、他のWebサイトにも悪影響を与える可能性があります。なぜなら、低品質コンテンツからの被リンクがSEO評価を下げるからです。

被リンク(外部リンク)はSEOと密接な関係があり、検索エンジンがWebサイトの信頼性や人気度を判断するための要素の一つ。一般的には被リンクが多いほど、検索エンジンの評価が高くなります。

 

しかし、被リンクは数だけでなく、質こそが重要です。被リンク元のWebサイトが品質の高いコンテンツを提供しているかどうかによって被リンクの質が変わります。

品質の高いコンテンツからの被リンクはSEO評価を上げる効果がありますが、反対に品質の低いコンテンツからの被リンクはSEO評価を下げるもの。

ワードサラダは品質の低いコンテンツの代表例です。ワードサラダで制作されたページからの被リンクは、検索エンジンから不自然で低品質なリンクと判断される可能性が高いでしょう。そのため、ワードサラダで制作されたページから被リンクを受けると、自分のWebサイトのSEO評価が下がる可能性があります。

ワードサラダのまとめ

本記事ではワードサラダについて解説しました。

現在のSEO対策では価値が無いコンテンツの自動生成による効果は期待できません。内部SEO対策に取り組んだ上で、ユーザーにとって価値あるコンテンツを作りましょう。

また、現在「記事チューニングによるWebサイト成長の極意」を無料で配布中。高品質コンテンツに改善して集客するノウハウを公開していますので、ぜひご活用くださいね。