成果の出るFacebook広告のクリエイティブとは?基本ルールと作成のポイント
更新日:2022年04月07日
Facebookで広告を配信しているけどなかなか効果が出ない……。
そんなふうにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
それはもしかしたら広告内の画像や動画、つまりクリエイティブのせいかもしれません。
今回はFacebook広告で成果を出すためのクリエイティブの作り方について解説します。
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Facebook広告用クリエイティブの基本
まず前提として、Facebook広告におけるクリエイティブの基本要素は以下の2点です。
ビジュアル
まずはメインともいえる視覚的要素から。
Facebook広告では、静止画もしくは動画が使用可能です。
静止画の場合はJPGもしくはPNG、動画の場合はMP4、MOVまたはGIFを使用でき、 長さは1秒~241分と定められています。
ビジュアルは広告が表示されたとき一番最初に注目する部分であり、大きな情報量を持つため非常に重要な要素です。
今回の記事でもビジュアルのポイントについて重点的に解説します。
テキスト
Facebook広告におけるテキストには3つの要素があります。

Facebook広告ガイド より
メインテキスト
メインテキストは通常の投稿における本文にあたる部分で、画像・動画の上部に配置されます。
ここには商品・サービスの詳しい説明やリンク先の情報を記載するのが一般的です。
見出し
ビジュアル下に表示されるリンクについている短いタイトルが見出しにあたります。
半角25文字以内推奨ですが、それ以上の文字数でも入力可能です。
しかし、表示スペースの関係で省略されてしまうため避けたほうが良いでしょう。
説明文
説明文は見出しの下に表示される補足情報です。
半角30文字以上をはみ出た部分は表示されませんので、その範囲に収めるようにしましょう。
Facebook広告用クリエイティブ作成のポイント
ここからはクリエイティブ作成時のポイントについて解説していきます。
- 高画質の素材を使う
- ユーザーの視線を意識する
- 画像内テキストは全体の20%以下に抑える
- メインテキストは3行以内にする
- 複数のパターンを用意する
- 冒頭の3秒に伝えたいことを盛り込む
- 音声なしでも伝わる内容にする
高画質の素材を使う
画像や動画は高画質なものを使用しましょう。
画像は100✕100ピクセル、動画は600✕600ピクセルのものから使えますが、推奨解像度は1080✕1080ピクセル以上です。
低画質な素材を使うと他の広告と比べて見劣りしてしまいますので、できるだけ高画質なものを使うようおすすめします。
ユーザーの視線を意識する
クリエイティブを作成する際は、ユーザーの視線がどのように動くのか意識することが大切です。
ユーザーの視線は通常「左上→右上→左下→右下」、つまり「Z」のような順番に移動します。
このことを利用すれば、重要な順番を左上に配置する、Zに沿って伝えたい順番に情報を配置するなどレイアウトを工夫できます。
画像内テキストは全体の20%以下に抑える
画像内にテキストを入れる場合は、面積が全体の20%以下になるようにしましょう。
2020年までそうしなければ広告が出稿できない「20%ルール」という決まりが存在していました。
現在このルールは撤廃されていますが、テキストは要点を絞って簡潔にまとめたほうが、訴求効果が高くなるのは事実です。
画像内のキャッチコピーなどはなるべく短く、シンプルにまとめると良いでしょう。
メインテキストは3行以内にする
メインテキストは3行までしか表示されません。
それ以降は「...」という形で隠され、「続きを読む」をタップしないと読めなくなります。
メインテキストは3行以内に収めるか、どうしても長くなってしまう場合は最初の3行に重要な情報を盛り込むようにしましょう。
複数のパターンを用意する
クリエイティブは1種類だけでなく、複数のパターンを準備しておくのが好ましいでしょう。
Facebook広告では、ひとつの広告に最大6枚まで画像を登録できます。
Facebookのアルゴリズムによってそれぞれの画像の効果が測定され、よりパフォーマンスの高いものに予算を振り分けてくれます。
こうした結果を見ながらより効果が高いクリエイティブが何か見極めていくことをおすすめします。
冒頭の3秒に伝えたいことを盛り込む
動画の場合は冒頭の3秒に重要な情報を盛り込むようにしましょう。
動画広告を最初から最後まで見てくれるユーザーは稀です。
そのため、最初に伝えたいことを明示する構成にしておくと良いでしょう。
また、最初にユーザーの心を掴むことにより、そのまま視聴を続けてもらえる可能性も高まります。
音声なしでも伝わる内容にする
こちらも動画の場合ですが、広告の内容は音声がなくても伝わるようにしましょう。
必ずしもユーザーはスマートフォンの音声をオンにしているとは限りません。
むしろ常にオンにしている人は少数派でしょう。
ナレーションやセリフには字幕をつけるなど、無音でも内容がわかるようにしておくことが必要です。
他社クリエイティブ事例を学べるFacebook広告ライブラリ
他社の事例を参考にしたいときは「Facebook(現Meta)広告ライブラリ」を覗いてみましょう。
広告ライブラリとは、現在FacebookやInstagramに配信されているすべての広告を検索・閲覧できるツール。
クリエイティブだけでなく、掲載開始日やリンク先、配信形式といった詳細な情報まで確認できるのが特徴です。
クリエイティブ作成に悩んだ際にはここで他社事例を見て参考にすると良いでしょう。
Facebook広告ライブラリの見方
広告ライブラリを開くと検索窓があります。
そこから国、カテゴリ、キーワードを指定して広告を検索しましょう。

検索すると、該当する広告が一覧で表示されます。
そこから見たい広告をクリックすると、以下のように詳細を確認することが可能です。

まとめ
今回は成果の出るFacebook広告のクリエイティブについて解説しました。
自社でクリエイティブを作成する場合は、ぜひ今回紹介したポイントを参考にしてみてください。
Facebook広告をはじめ、Web広告の媒体選びにお困りの場合は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。