Google広告のP-MAXキャンペーンとは?メリットと使い方を解説

公開日:2023年05月19日

Google広告のP-MAXキャンペーンとは、Google検索、YouTube、Gmailなど、Googleのあらゆるチャネルで商品やサービスの広告を掲載できるキャンペーン。
この記事では、そんなP-MAXキャンペーンのメリットや使い方について詳しく解説します。

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Google広告のP-MAXキャンペーンとは

Google広告のP-MAXキャンペーンは、広告主が目標や予算を設定するだけで、Googleが自動的に配信面やターゲット、入札額などを最適化してくれる広告キャンペーンのこと。

機械学習アルゴリズムを使用して、広告を最も効果的な場所(Google検索、YouTube、Gmail、Discover、Googleディスプレイネットワークなどすべての広告枠を含む)に配信されるため、管理の手間を省きつつ効果を最大化することが可能です。

P-MAXキャンペーンのメリット

P-MAXキャンペーンには以下のようなメリットがあります。一つずつ見ていきましょう。

  • 一つのキャンペーンですべての広告枠に配信可能
  • CVの増加が図れる
  • 配信自動化で工数の削減が可能

一つのキャンペーンですべての広告枠に配信可能

P-MAXキャンペーンを利用すれば、一つのキャンペーンでGoogle検索、YouTube、Gmailなど、Googleのあらゆる広告枠に配信可能。Google広告でより多くのリーチを獲得したい場合におすすめです。
また、広告枠ごとに複数のキャンペーンを管理したり、予算を複数のキャンペーンに分散したりする必要がなくなります。

CVの増加が図れる

続いてのメリットは、CV(コンバージョン)の増加が図れること。
P-MAXキャンペーンでは、広告主が設定したコンバージョン目標に応じて、Googleが自動的に入札額や広告配信を最適化してくれます。これによって予算内でCVを最大化でき、費用対効果の向上にもつながるでしょう。

配信自動化で工数の削減が可能

3つめは、配信自動化による工数の削減。
上記の通り、広告運用が機械学習アルゴリズムによって自動化されることで、広告の管理や調整にかかる労力や時間を節約できます。
P-MAXキャンペーンは、広告主の手間を削減しながら効果を最大化できる、優れた広告タイプです。

P-MAXキャンペーンのデメリット

一方、P-MAXキャンペーンには以下のようなデメリットもあります。

  • 細かい調整がしにくい
  • 詳細な分析情報が得られない
  • 除外キーワードや除外プレースメントの設定が制限されている

細かい調整がしにくい

P-MAXキャンペーンの自動配信は、手間を省く上で便利ではありますが広告主が自分で細かくカスタマイズしたい場合には不便です。
広告の配信面やターゲット設定を細かく調整することはできず、入札額もGoogleが自動的に決めるため、予算の配分やコントロールにも制限があります。
また、除外キーワードや除外プレースメントの設定も制限されています。

詳細な分析情報が得られない

アルゴリズムに運用を任せるという性質上、配信結果の詳細なデータを確認できないというデメリットも生じます。
広告のクリック率やコンバージョン率、コストなどの基本的な指標は見ることができますが、キーワードやターゲット、広告枠などの詳細なレベルでの分析情報は見ることができません。
広告のパフォーマンスをより詳細に把握したい方には、他のキャンペーンタイプの方が適している場合があります。

P-MAXキャンペーンの設定方法

P-MAXキャンペーンを配信する際の手順は以下の通りです。
大まかには通常のキャンペーン作成手順と変わりませんが、「3.キャンペーンタイプの選択」で「パフォーマンスの最大化(P-MAX)」を選択する必要があります。

  1. キャンペーン目標の選択
  2. コンバージョン目標の設定
  3. キャンペーンタイプの選択
  4. 予算と入札戦略の設定
  5. 配信地域と言語の設定
  6. アセットグループの作成

P-MAX配信の際のポイント

最後にP-MAXキャンペーンを利用する際のポイントを紹介します。

  • 既存のキャンペーンと併用する
  • 長期的な目線で運用する
  • クリエイティブを複数用意する

既存のキャンペーンと併用する

P-MAXキャンペーンはGoogle広告の新しいキャンペーンタイプであり、まだ未知数な部分もあります。そのため、最初は既存のキャンペーンと併用することをおすすめします。

長期的な目線で運用する

P-MAXキャンペーンは機械学習を使用して最適化されるため、パフォーマンスを発揮するには時間がかかります。そのため、短期的な結果に焦点を当てるのではなく、長期的な視点で運用することが重要です。P-MAXキャンペーンを開始してから、パフォーマンスが向上し始めるまでには数週間かかる場合があります。

クリエイティブを複数用意する

P-MAXは、Google検索、YouTube、Gmailなど、さまざまな場所に広告を配信できるキャンペーン。
そのため、各配信面に適したクリエイティブ(広告に使用される画像や動画)をそれぞれ用意しておくのがおすすめです。

まとめ

今回はGoogle広告のP-MAXキャンペーンについて解説しました。
実際に配信する際はぜひこの記事を参考にしてみてください。

Google広告をはじめ、Web広告の媒体選びにお困りの場合は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。