メタディスクリプションとは?意味と適切な書き方を例文も混じえて解説
更新日:2025年10月14日
ディスクリプションとはページの魅力を検索ユーザーに伝えるための「要約文」です。
これ自体に検索順位を直接上げるSEO効果はありませんが、検索結果上でのクリック率を大きく左右する、集客の重要な鍵を握る要素。この記事を読めば、ユーザーの心を掴んで思わずクリックしたくなるディスクリプションの書き方が、具体的な文字数や例文と共に理解できます。
まずはその基本的な意味と、なぜ重要なのかという理由から見ていきましょう。
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ディスクリプション(Description)の意味
ディスクリプションは英語表記で「Description」、説明や記述の意味を持つ言葉。
Webサイトにおけるディスクリプションとは、ページの要約文としての意味があり、検索エンジンの検索結果画面にも表示される文章です。

Webページへ記述するディスクリプションは、正確にはメタディスクリプション(meta description)と呼ばれ、Webページの情報を検索エンジンへ正しく伝えるために記述するメタタグの1種です。
メタディスクリプションに直接的なSEO効果は無いが無視できない
結論からお伝えすると、メタディスクリプションの記述内容が検索順位を直接的に引き上げることはありません。
これはGoogleが公式に明言している事実。かつてはメタディスクリプションにキーワードを詰め込むSEO手法が横行したため、Googleはその評価を取りやめました。
しかし、「だから設定しなくても良い」と考えるのは大きな間違いです。メタディスクリプションには検索順位に間接的に影響を与える以下の重要な役割があります。
- クリック率(CTR)の向上
- 検索エンジンへのコンテンツ理解促進
ユーザーの検索意図に合うディスクリプションはクリック率を高めます。Googleはユーザー行動も評価指標としているため、CTRの高さはページの評価につながり、結果的に検索順位を押し上げる可能性があります。
また、ページ全体の要約を記述することで、Googleなどの検索エンジンクローラーや生成AIがコンテンツの内容をより正確に理解する手助けとなります。
つまりメタディスクリプションは、Webページが検索結果に並んだ際、ユーザーにページの内容をアピールする役割を担っているのです。
メタディスクリプションの役割と重要性
前述の通り、メタディスクリプションは検索結果画面に表示されます。
検索ユーザーは検索結果画面に並ぶ複数のページ、自社サイトのページと競合サイトのページの中からどのページを閲覧するかを選定してページへアクセスします。この選定時に参考として使う数少ない判断材料の一つがメタディスクリプション。
メタディスクリプションがユーザーの興味を引くものであればあるほど、検索結果に表示された自社サイトのページへユーザーが訪問する可能性が高まるのです。
また、検索結果画面に表示されたページのクリック率をGoogleが検索順位の判定に利用している可能性も考えられます。
検索結果に表示されたページのクリック率が高い=ユーザーニーズに合っていると考えられるため、Googleが評価を高めることも自然なこと。
つまり、適切なメタディスクリプションを設定することは、間接的にSEO効果が期待できるということです。
効果的なメタディスクリプションの書き方を解説
メタディスクリプションはページの要約文のため、基本的にはページの内容を端的に表現すればOK。
でも、検索結果画面へ表示される可能性を考慮すると、少しだけ検索エンジンに合わせた書き方にする一工夫があった方がSEO効果も期待できます。
メタディスクリプションの推奨文字数
メタディスクリプションの推奨文字数に厳密な数値はありません。
しかし、検索結果に表示されるメタディスクリプションの文字数を超えるとメタディスクリプション全文が検索結果へ表示されないため、「検索結果に表示されるメタディスクリプションの最大文字数」が最適解と考えられます。
以前は120文字以内、140文字以内といった推奨文字数が一般的でしたが、最近の検索結果では表示される文字数が少ない傾向にあるため、文字数は以前より少なくても良いのが現在の最適解の一つです。
WordPressでディスクリプションを設定する画面
WordPressでページを作成する場合、使用するテーマやプラグインに応じてディスクリプションを記載する画面が用意されているケースが多いでしょう。
例えばSEO対策プラグインとして有名な「All in One SEO (AIOSEO) 」の場合、記事投稿画面の下部に以下のような「Meta Description」項目に設定する画面が用意されています。

メタディスクリプションの設定画面はご利用中のテーマやプラグインによって異なります。
メタディスクリプションの書き方5つのポイント
メタディスクリプションは単なるページの要約ではありません。読者の心を掴み、クリックを促すための「広告文」とも言えます。
以下の5つのポイントを抑えることで競合サイトとの差別化を図りましょう。
- ターゲットキーワードを必ず含める(特に前半に)
- 読者の悩みに「答え」を提示する
- 具体的な数字を入れて権威性・信頼性を出す
- ページを読むことで得られるベネフィットを示す
- 最適な文字数に収める
ターゲットキーワードを必ず含める(特に前半に)
検索キーワードは太字で表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。最も重要なキーワードは文の冒頭に配置しましょう。
読者の悩みに「答え」を提示する
ユーザーが何を知りたくて検索したのかを考え、「この記事を読めば、その疑問が解決しますよ」というメッセージを明確に伝えましょう。
具体的な数字を入れて権威性・信頼性を出す
「5つのコツ」「導入実績100社」のように具体的な数字を入れると、情報の信頼性が増し、クリックされやすくなります。
ページを読むことで得られるベネフィットを示す
「~ができるようになる」「~の悩みが解決する」といった、読者にとっての利益を提示しましょう。
最適な文字数に収める
長すぎると末尾が「...」と省略されてしまいます。伝えたい要点は前半に含めつつ、80文字以内に収めるのが理想です。
メタディスクリプションの例文
メタディスクリプションの例文として、「メタディスクリプションについて解説したページ」のディスクリプションを例に、設定する例文をご紹介します。
▼メタディスクリプションの例文
ディスクリプションの意味とSEOへの影響を解説。検索結果のクリック率を高める効果的な書き方を、初心者にも分かりやすく例文付きでご紹介します。
現在の検索結果画面に表示される70文字程度の要約文にまとめた上で、SEO対策キーワード(当ページの場合は「ディスクリプション 意味」を必ず含めます。
また、SEO対策キーワードと関連する検索キーワードの「書き方」「SEOへの影響」といったキーワードも盛り込みました。ページ内で用意しているコンテンツともズレがなく、検索ユーザーのニーズにも合うように要約文を制作。
もちろん、ページの要約文になっていることが前提です。
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メタディスクリプションの確認方法
Webページのメタディスクリプションを確認する方法もご紹介します。
HTMLソースのMETAタグを確認する
HTMLソースを直接確認できる方なら、METAタグの記述からメタディスクリプションを確認できます。
「<meta name="description"」から始まるメタタグの記述箇所にメタディスクリプションが設定されています。
ブラウザのアドオンを使う
HTMLソースから読み取るのは難しい、そんな場合はブラウザのアドオンを使うと便利です。
「SEO META in 1 CLICK」をChromeにインストールすると、ワンクリックで現在閲覧中のページに設定されているメタディスクリプションを手軽に確認することができます。
検索結果にメタディスクリプションが反映されるとは限らない
メタディスクリプションは検索エンジンへページの内容を伝える記述ではありますが、このメタディスクリプションがそのまま検索結果画面に表示されるとは限りません。
そこは検索エンジン次第。ページ内の他の箇所からテキストを引用されることも珍しくありません。
その場合、もしかしたら検索エンジンが判断した検索ユーザーのニーズがメタディスクリプションではなく、引用されたテキストの箇所にあるのかもしれませんね。
ディスクリプションに関するよくある質問
ここからはディスクリプションに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.ディスクリプションの基本的な意味は何ですか?
A.ディスクリプション(meta description)とは、Webページの内容を要約した短い説明文のことです。検索エンジンの検索結果ページで、タイトルの下に表示されることが多く、ユーザーがそのページをクリックするかどうかの重要な判断材料になります。
Q.ディスクリプションに直接的なSEO効果はありますか?
A.いいえ、Googleはディスクリプションを検索順位を決める直接的な要因として使用していないと公言しています。そのため、ディスクリプションを設定・最適化したからといって、それ自体が原因で検索順位が上がることはありません。
Q.直接的なSEO効果がないのに、なぜディスクリプションは重要なのですか?
A.検索結果におけるクリック率(CTR)に大きく影響するためです。ユーザーの検索意図に合致した魅力的なディスクリプションはクリックを促します。クリック率が高いページはユーザーの需要を満たしていると検索エンジンに判断され、結果として間接的に検索順位の向上に繋がる可能性があります。
メタディスクリプションのまとめ
ディスクリプションの意味からWebサイトにおけるメタディスクリプションの書き方までまとめてご紹介しました。
SEO対策においては軽視されがちなメタディスクリプションですが、それほど手間がかからない割にメリットがあるため、適切な書き方でメタディスクリプションを設定しておくことをおすすめします。
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