Instagramでマーケティングを行うには?メリット・デメリットから運用のコツまで紹介

更新日:2022年07月27日

多くの企業がマーケティングに利用しているInstagram
自社でも取り入れてみようと思っている方も多いのでは?

今回はそんなInstagramマーケティングついて解説します。

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Instagramの特徴

Instagramは、写真や動画といった視覚的に楽しめる投稿に特化した、ビジュアル重視のSNS
国内の利用者数は3300万人(2019年3月時点、公式による発表)を超え、全世界で言えば10億人以上に利用されています。

20~30代の若い女性がユーザー大多数を占めていた以前とは異なり、現在は男性や中高年層にも幅広く利用されているのが現状です。
しかし、男女ともにアクティブユーザーの中心が若い世代なのは変わりません。

Instagramは比較的若年層向けのマーケティングに適していると言えるでしょう。

SNSマーケティングの現状

日本のSNSユーザーは約8000万人。
Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなど、多様なユーザーに多様な手段でアプローチ出来るため、SNSをマーケティングに利用する企業は年々増加傾向にあります。

さらに最近では、検索エンジンの代わりにSNSで情報収集するユーザーが増えており、そうした状況もSNSマーケティングの追い風になっているのです。

Instagramに限って言うと、企業アカウントの数は全世界で2500万件以上。
また、企業アカウントを一つ以上フォローしている人は全体の80%にものぼり、一般ユーザーの間でもI「公式アカウント」が受け入れられていることが伺えるでしょう。

▼関連記事 SNSマーケティングについて

Instagramマーケティングのメリット・デメリット

Instagramでマーケティングをおこなうことで、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれ確認していきましょう。

メリット

主なメリットは以下の2つ。

  • 無料で利用できる
  • 視覚的な訴求効果が高い

無料で利用できる

Instagramは基本的に無料で利用できます。

通常のアカウントを使用する場合はもちろん、企業やクリエイター向けのビジネスアカウント(後述)も利用料はかかりません。
自社で行う場合は人的なリソースが必要になりますが、無料でマーケティングが行えるのは大きなメリットです。

広告を配信する場合は費用がかかります。

視覚的な訴求効果が高い

Instagramの投稿は文章よりもビジュアルがメイン。
わざわざクリックしなくても写真や動画がタイムライン上に大きく表示されるため、ユーザーの目に止まりやすく、視覚的な訴求に長けています。

特に相性が良い商材としてはアパレル・コスメ・食品系などが挙げられます。
商品単体をアップするよりその商品を実際に使っている姿を投稿するほうが、ユーザーが商品購入のメリットや使用感を想像しやすくおすすめです。

デメリット

一方で以下のようなデメリットもあります。

  • 即効性に欠ける
  • 比較的拡散力に劣る

即効性に欠ける

Instagramに限らず、SNSでのマーケティングは軌道に乗るまでに時間がかかります
フォロワー0人から始めるとなると、すぐに集客につなげることは難しいでしょう。

重要なのは、中長期的な視野で地道にアカウントを育てていくこと。
本業の負担にならない範囲で、定期的に投稿を続けていくことが大切です。

比較的拡散力に劣る

他のSNSとは違って、「RT」や「シェア」といった他のユーザーの投稿を拡散する機能がありません。「リポスト」という概念は存在しますが、ストーリーでの24時間限定公開であったり、外部アプリが必要であったりと、シェアには手間がかかります。

その代わり、Instagramではハッシュタグ検索が盛んなため、フォロワー以外からも投稿を見てもらえるチャンスが多いのが特徴。
投稿を広く発信したい場合はハッシュタグをうまく活用しましょう。

 

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Instagramで出来る投稿の種類

Instagramでは、様々な形式の投稿が可能です。一つずつ特徴を見ていきましょう。

  • 通常投稿
  • ストーリーズ
  • ショッピング機能
  • リール

通常投稿

画像や動画、文章を投稿することができます。
画像と動画は10点まで同時に添付可能、動画の長さは3~60秒以内です。

ストーリーズ

24時間限定で写真や動画を投稿できる機能です。
スタンプや音楽を付ける機能や、ユーザーから質問を募集して回答できる機能などもあります。

期限が切れたストーリーも、残しておきたいものはハイライトとしてプロフィール上に記録しておくことが可能です。

ショッピング機能

ビジネスアカウント特有の機能です。
投稿した商品の画像にタグ付けすると、そのリンクから直接販売サイトまで移動できるようになります。

認知から購入までのスピードが早いため、ユーザーの興味が途切れにくいのが利点です。

▼関連記事 Instagramショッピング広告について

リール

30秒の短い動画コンテンツ。動画コンテンツをまとめたタブ、「リール」に表示されます。

TikTokの投稿と似たイメージです。

Instagramマーケティングを始める前に

ここからは、実際にInstagramマーケティングを始める前にやっておくべきことについて解説します。
事前準備の参考にしてください。

  • ビジネスアカウントに切り替える
  • KGIを設定する
  • KPIを設定する
  • ペルソナを設定する

ビジネスアカウントに切り替える

ビジネスアカウントは、マーケティングに役立つ様々な機能が使える企業向けのサービス。
以下のような機能が無料で利用可能です。

  • ビジネス情報の掲載
  • インサイト機能(簡易的なアクセス解析)
  • 予約投稿
  • 広告配信(有料)
  • ショッピング機能

「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」から簡単に切り替えることができるので、ぜひ活用してみましょう。

KGIを設定する

ただ無目的に投稿を繰り返していても成果は得られません。
予めKGIを設定し、それに沿った運用をおこなうことが大切です。

KGIとは、運用の最終的な目的のこと。
「売上を〇〇%増加させる」「認知度を上げファンを増やす」というように、なんのためにInstagramでマーケティングを行うか、最終目標を最初に設定しておきましょう。

KPIを設定する

KPIは、重要業績評価指標と訳されます。
簡単に言うと、最終目標KGIに至るまでに達成すべき中間目標のことです。

例えば、最終目標であるKGIが「ブランドのファンを増やす」ことだった場合、設定するKPIとしては「フォロワー数」「いいね数」「コメント数」などが挙げられるでしょう。
KGIを達成するために何が必要なのかをしっかり分析して設定することが重要です。

ペルソナを設定する

万人受けを狙うより、ターゲットを絞って情報を発信することをおすすめします。狙うべきユーザー層を想定し、「ペルソナ」を設定しましょう。

ペルソナとは、ターゲットとなる典型的なユーザーの年齢や性別、所在地といったパーソナリティを詳細に定めたものです。年収、趣味、休日の過ごし方といった部分まで、実際に存在している人物のようにリアルに作り込むとニーズを想像しやすくなります。

ペルソナを意識した投稿を行うことで、いいねやコメントといったエンゲージメント増加も期待できるでしょう。

エンゲージメントについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

Instagramマーケティングのポイント

最後に、Instagramマーケティングを成功に導くためのポイントを紹介します。

積極的にフォロワーとコミュニケーションをとる

Instagramには一般ユーザーとコミュニケーションがとりやすいという利点があります。
コメントへの返信やユーザーの投稿へのいいね、ストーリーでの質問の募集・回答など、積極的にユーザーと交流してみましょう。

宣伝感を出しすぎない

ただただ商品の紹介をするような、宣伝色が強すぎる投稿はユーザーから敬遠される傾向にあります。
ペルソナを意識、ユーザーのニーズに合致した情報を発信するようにしましょう。

例えばファッション系なら今の季節に合ったコーディネート例を紹介したり、食品系ならアレンジレシピを紹介したりと、お役立ち情報を投稿するのもおすすめです。

継続的に分析・改善を行う

定期的にユーザーからの反応を分析し、投稿の方針やペルソナを見直すことが必要です。

評価の基準となるのは、最初に立てたKPI(中間目標)。
インサイト機能で過去の投稿の成果を確認し、KPIと比較しましょう。

Instagram内外のトレンドも積極的にキャッチして運用に活かすことをおすすめします。

まとめ

今回はInstagramのマーケティングについて解説しました。

Instagramは幅広い世代、特に若年層へアプローチするにはうってつけの媒体です。しっかりと事前準備をし、目的を持った運用を心がけましょう。

もし予算に余裕がある場合は、運用をプロに依頼したり、広告を配信してみるのも良いかもしれません。ぜひこの記事を参考に、自社に合ったInstagramマーケティングを考えてみてください。