オウンドメディアのSEO対策に成功する秘訣とは?メディア戦略から施策まで

公開日:2024年04月04日

SEO集客施策の中でも人気が高いオウンドメディア運営。

本記事ではオウンドメディアの成功に必要な戦略と施策をご紹介します。

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オウンドメディアのSEO戦略における大前提

オウンドメディアを運営する上でSEO対策は欠かせません。でも、テクニック的なSEO対策だけを実施しても思うような成果は上がらないもの。

効果的なSEO施策をおこなうためには、まず大前提となるSEO戦略の大前提を理解しておくことが重要なんです。

 

一番大切なのはユーザーファーストの視点を持つこと。

検索エンジンに評価されるためにはサイト訪問者にとって有益で価値のあるコンテンツを提供し続けなければいけません。自社が訴求したいことばかりを前面に押し出すのではなく、ユーザーが求める情報の提供が前提です。

 

そして、オウンドメディアのSEOは長期的な取り組みをコミットすることも大事。

オウンドメディアは一朝一夕で成果が出るものではないため、コンテンツの質を高めたり、サイト改善に取り組んだり、地道な日々の積み重ねがSEO効果を生むんですよね。

オウンドメディア運営においてこの2つの大前提を念頭に置いてSEO戦略を立てることが、成功への第一歩となります。

オウンドメディア運営で理解しておきたいSEO対策の基本

効果的なSEO対策に取り組むためには検索エンジンの仕組みを理解しておく必要がありますよね。

ここではオウンドメディア運営者が抑えておくべきSEO対策の基本を解説します。

検索順位が決まる仕組みを理解する

まず知っておきたいのが検索結果の順位が決まる仕組み。

検索順位が決まり、検索結果へ表示されるまでには下記3ステップがあります。これらを一つずつクリアしていった先に上位表示化の可能性があるのです。

  1. 検索エンジンロボットによるクロール
  2. インデックス登録
  3. 検索結果への表示

 

そして、Googleをはじめとする検索エンジンは独自のアルゴリズムに基づいてWebサイトを評価し、関連性の高いページを上位に表示させる仕組み。

その際にサイトの品質や権威性、コンテンツの有用性など様々な指標が順位検定に影響します。

 

Webサイトの設計や内部対策、ユーザー視点に立った良質なコンテンツ提供、オウンドメディア運営者の信頼獲得など、様々な角度からSEO対策へ取り組む必要があるのです。

上位表示するための3つのSEO対策を理解する

検索順位を上げるためのSEO施策は大別すると以下の3種類。

  • テクニカルSEO
  • コンテンツSEO
  • 外部SEO

 

サイト構造の最適化やスマホ対応などによってクローラーがページを正しく認識できるよう技術面を整えるテクニカルSEO、検索ニーズに応える有益なコンテンツを提供するコンテンツSEO、他サイトからリンクを獲得してサイトの信頼性を高める外部SEO。

これらの中で、オウンドメディアと言えばコンテンツSEOにフォーカスが当たりがちですが、コンテンツの評価を下支えするテクニカルSEOとサイトやページ評価を高める外部SEOもセットなのです。

 

この3つのSEO対策を総合的におこなうことが成果を出すポイントとなります。どれか一つだけに偏るのではなく、それぞれの施策に対する正しい理解と継続的な取り組みが欠かせません。

E-E-A-Tの重要性を理解する

Googleの検索品質評価ガイドラインの中で特に重要視されているのが「E-E-A-T」という考え方。

これは下記4項目の頭文字を取ったもの。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

 

オウンドメディアが高く評価されるためには、自社の商品・サービスに関する深い知見や実績があること(=Experience)、専門家による監修や執筆がなされていること(=Expertise)、信憑性のある人物・サイトによって発信されていること(=Authoritativeness)、ソースが明記された正確な情報発信がなされていること(=Trustworthiness)などが求められるわけですね。

E-E-A-Tは検索順位に大きく影響する重要なポイントです。

成功する企業が実施するオウンドメディアのSEO対策

ここからはオウンドメディア運営で成功している企業が実践している具体的なSEO対策を5つ紹介します。

1.オウンドメディアの戦略を立案する

何よりもまず、オウンメディアの戦略立案から取り組みましょう。

Webサイトのポジショニングや、誰に何を提供するのか、どのようなキーワードで上位表示を狙うのか、そのためにどのようなコンテンツを作成してサイト内外の最適化を図っていくのか。

 

SEO記事をどんどん増やしていく、そんなイメージを持たれがちなオウンドメディアですが、その前に戦略がないと必ずどこかで躓いてしまいます

SEO対策の効果が表れない、記事を増やしても集客につながらない、集客できてもコンバージョンにつながらない、このようなことが起きるのです。

2.SEO対策を踏まえたWebサイトを構築する

検索エンジンに正しく評価されるよう、SEOを考慮したサイト設計を行うことも重要。

例えば以下のような施策が挙げられます。

  • 適切なページタイトル、見出し、メタディスクリプションの設定
  • 内部リンクの効果的な設置
  • クローラー向けのXMLサイトマップ、ユーザー向けのサイトマップ設置
  • サイトの表示速度高速化
  • モバイルフレンドリーなレスポンシブデザイン
  • 構造化データの適切なマークアップ

これらの内部対策により、クローラーの巡回がしやすくなり、検索順位アップにつながるんです。

3.SEO記事を制作する

戦略に基づいてキーワードを選定したらいよいよコンテンツの制作です。

SEO記事のポイントは以下の3点。

  1. 検索ニーズを明確にして深堀りする
  2. 上位表示ページをリサーチする
  3. SEOライティングで本文を執筆する

SEO記事は検索エンジンへのアピールよりも「ユーザーにとって役立つ情報は何か?」を第一に考えます。

検索ニーズの深堀りはもちろん、現在上位表示されているページ(=検索エンジンが高く評価している=検索ニーズを満たしている)のリサーチもおこなった上で、SEOライティングによって記事を制作しましょう。

4.計測データを根拠に記事を改善する

コンテンツ公開後はアクセス解析やヒートマップ分析をおこない、改善のPDCAサイクルを回していきます。

検索順位やサイト流入数、ユーザー行動などの指標から課題を発見し、キーワードの再選定やコンテンツのリライトなどを実施しましょう。

 

記事の読了率や滞在時間が短い場合はコンテンツの品質向上が急務かもしれません。

一方で、流入数は伸びてもコンバージョンに結び付いていない場合は、ユーザーの検索ニーズとのズレを見直す必要がありますよね。

データに基づいて仮説を立て、修正を繰り返すことが、より効果的なSEO記事制作につながるのです。

5.外部SEO対策を実施する

オウンドメディアの認知度や信頼性を高めるためには外部からの被リンクも獲得していきたいところ。

ただし、被リンクを意図的に操作するのはSEO的にリスクがある点には注意が必要です。あくまでも自然な形でリンクを集められる形が理想。

一方で、被リンク獲得のために営業をおこなったり、オウンドメディア以外の場所でコンテンツを発信したり、外部SEO対策のための取り組みに注力する企業も増えています。

オウンドメディアSEO対策のポイント

ここまでは成功企業のSEO施策を見てきましたが最後にオウンドメディア運営における重要なポイントを2つお伝えします。

実施計画に基づいてSEO施策を実行する

SEO対策は実行力と効果検証が欠かせません。

施策の実行数を担保するためにも、計画的にSEO改善施策を実行し、振り返りまでをセットで取り組むことが大切。ゴールに向けて基本方針を決め、タスクの優先順位をつけ、スケジュールに落とし込んで取り組みましょう。

SEO対策の効果が期待できる施策は多数あるため、それらの中でも特に効果が見込めるもの、少ない工数でスピーディーに実行できるものを優先的に取り組むなど、実施計画を立てることをおすすめします。

SEO対策は複合的な施策を実施する

SEOは前述の通り、テクニカルSEO・コンテンツSEO・外部SEOの3つの側面からのアプローチが欠かせません。

中でも質の高いコンテンツ制作はSEO施策全般の基本となるもの。記事の品質にこだわり、ユーザーに価値を提供し続けることが何より重要だと言えるでしょう。

 

一方で、自社だけでなく競合サイトも同様に質の高いコンテンツ制作に取り組んでいるケースが多く、その場合はコンテンツSEOだけで思うようなオウンドメディアの成果が出にくいかもしれません。

テクニカルSEOと外部SEOも含め、あらゆるSEO施策を複合的に取り入れながら、地道にSEO対策を継続実施することがオウンドメディアで着実に成果を上げていくポイントです。

オウンドメディアのSEO対策まとめ

本記事ではオウンドメディアの運営に欠かせないSEO対策の基本と成功のためのポイントをご紹介しました。

基本のSEO対策はもちろん、オウンドメディアを闇雲に運営して失敗しないためにも、計画的に運営していきましょう。

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