URLとは?仕組みやスマホからの確認方法をわかりやすく解説
更新日:2025年10月20日
URLとは、インターネット上にあるWebサイトやファイルの「住所」を示す文字列。普段何気なく目にしていますが、「https」や「.jp」といった部分ごとに意味があります。
本記事ではURLの基本的な仕組みや構造、IPアドレスとの違いなど、Web担当者なら知っておきたいURLの仕組みやURLをスマホから確認する方法をご紹介します。
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URLとは?をわかりやすく
ブラウザでWebページを閲覧する際に、一般的なブラウザの上部に表示される文字列をURLと呼びます。例えば、現在ご覧のこのページのURLは「https://www.creal.co.jp/column/website-design/11186/」。
このURLとは、どのような仕組み・構造なのでしょうか?ここではURLとは何かをわかりやすく解説します。
Webページが表示される仕組み
URLとは「Uniform Resource Locator」の略で、インターネット上にある資源の場所という意味。
Webページだけでなく、インターネット上にあるさまざまな情報、例えば文書や画像などの場所を特定するための書式です。
つまり、URLとは、言い換えると「住所」のようなものということ。
Webページが表示される仕組みは次の通りです。
- ブラウザはURLが指定するサーバーに接続する
- サーバーはURLが指定するファイル(情報)を探してブラウザに送信する
- ブラウザは受け取ったファイルを読み取って画面にWebページとして表示する
このようにして、URLはインターネット上にある情報を見つけて表示する役割を果たし、URLによってブラウザにWebページが表示されるのです。
URLの構造
次にURLの構造を見てみましょう。
「https://www.creal.co.jp/column/website-design/11186/」を例にして解説します。
| URLの要素 |
詳細説明 |
| https |
スキーム名と呼ばれる部分で、情報の取得方法(プロトコル)を表します。httpsは「HyperText Transfer Protocol Secure」の略で、暗号化された通信を行うプロトコルです。他にもhttpやftpなどがあります。 |
| www |
ホスト名と呼ばれる部分で、ドメイン内の特定サーバーやコンピュータを表します。 |
| creal.co.jp |
情報を提供するネットワーク=ドメイン名を表します。 |
| /column/website-design/11186/ |
パス名と呼ばれる部分で、サーバー内でのファイル(情報)の所在を表します。ページのアドレス。 |
技術者でない限り、URLの構成はWeb担当者でも普段の業務で意識することが無い要素ですよね。
しかし、「httpsが正しいのにhttpを指定していた」「www有りのURLが正しいのにwww無しを指定していた」といった一見些細な違いが、時には大きな問題になることもあるので知識として抑えておくに越したことはありません。
URLとIPアドレスの関係性
Webサイトへアクセスする際、ブラウザはIPアドレスを参照しています。
DNSと呼ばれる仕組みによってドメイン名からIPアドレスを取得し、IPアドレスからWebページの情報を取得します。
ドメイン名:creal.co.jp
IPアドレス:157.112.152.44
このIPアドレスは数字の羅列のためユーザーにとっては理解しづらく、覚えにくいですよね。
そこでIPアドレスをわかりやすく文字列へ置き換えたものがドメインで、ブラウザにはドメインを含むURLを表示しているのです。
普段Webサイトを閲覧していても意識することがないURLにも、このような仕組みが裏側にあるんですね。
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スマホでURLを確認する方法
パソコンでブラウザを使う際はURLが画面上部に表示されますが、スマホでブラウザを使う際は画面が小さいためにURLが隠れてしまうことがあります。
このスマホ画面の状態ではURLを確認できませんよね。では、スマホでURLを確認する方法はどうすればいいのでしょうか。
一般的にはブラウザの画面上部をタップするとURLが表示されます。
また、ハンバーガーメニューと呼ばれる三本線のアイコンや縦三点リーダーと呼ばれる3つの点が縦に並んだアイコンをタップすると、URLのコピーや共有機能が表示されます。
他にもお気に入りボタンの長押しから関連機能を呼び出せる場合もあります。
URLを開く方法とは
リンク設定されているURLならクリックやタップによってURLを開けますが、ブラウザ上部のアドレスバーに直接入力してURLを開くことも可能です。
URLがテキスト形式でリンク設定が無く、クリックやタップで何も反応しない場合は、URLをコピーしてアドレスバーへ貼り付けましょう。
URLの仕組みに関するよくある質問
ここからはURLの仕組みに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.URLとは、わかりやすく言うと何ですか?
A.URL(Uniform Resource Locator)とは、インターネット上にあるWebページや画像などの情報資源の「住所」にあたる文字列です。ブラウザのアドレスバーに表示され、目的の場所にアクセスするために使われます。
Q.URLとIPアドレスの違いは何ですか?
A.IPアドレスは「157.112.152.44」のような数字の羅列でできたインターネット上の住所そのものです。URLに含まれるドメイン名(例: creal.co.jp)は、この数字で覚えにくいIPアドレスを、人間がわかりやすい文字列に置き換えたものです。
Q.URLの基本的な構造を教えてください。
A.URLは主に「スキーム(httpsなど)」「ホスト名(wwwなど)」「ドメイン名(creal.co.jpなど)」「パス名(/column/~など)」の4つの要素で構成されています。
Q.スマートフォンでURL全体を確認する方法は?
A.多くのスマホブラウザでは、画面上部のアドレスバー部分をタップすると、隠れているURLの全体が表示されます。また、メニューアイコン(三本線や縦三点リーダー)から「コピー」や「共有」を選ぶことでも確認できます。
URLのまとめ
本記事ではURLの仕組みやスマホから確認する方法をご紹介しました。
URLやドメインなどの仕組みを理解することも重要ですが、Webサイトの構成を知っておくことも大切。構成要素について簡潔にまとめた「ホームページ運営の基礎知識 構成要素編」も参考にしてみてくださいね。