「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーの原因と対処法
更新日:2025年10月21日
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーは、Googleがページにアクセスできなかったことを示すサーチコンソールの警告です。
404(見つからない)や403(アクセス禁止)以外の、認証要求やrobots.txtによるブロックなど、何らかのエラーが原因でインデックス登録が失敗している状況。
本記事では、SEO担当者が放置できないこのエラーの原因と具体的な対処法をわかりやすく解説します。
>>Web担当者のための「Google Search Console入門書」をダウンロードする
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーとは
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーは、GoogleのクローラーがWebページにアクセスできなかったことを意味するエラーです。
「4xx」はクライアントサイドのエラーで、サーバー側ではなく、ブラウザからのリクエストに問題があるということ。例えば、403 Forbiddenエラーはページへのアクセスが禁止されていることを、404 Not Foundエラーはページが存在しないことを表します。
つまり「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーは、Googleが対象ページのコンテンツを取得できなかったため、インデックス登録できなかったことを意味します。
これは、WebサイトのSEOに悪影響を与える可能性があるため要注意。なぜなら、この状態ではGoogleがエラー対象となるWebページのコンテンツを理解して検索結果に適切に表示できないからです。
また、このエラーが発生しているということは、ユーザー体験にも悪影響を与える可能性があります。
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」の原因
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーの原因にはさまざまな可能性があります。
ここではよくあるエラーの原因を見てみましょう。
ページが存在しない、または移動した
ページが削除された、またはURLが変更されたことが原因で「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーとなるケースがあります。
この場合、Googleのクローラーは古いURLにアクセスしたことで404エラーを受け取るため、正規URLが変わった場合は301リダイレクトを適切に設定することでこのエラーは解消します。
パスワードで保護されている
ページが特定のユーザーのみに公開制限されている場合にもエラーが発生します。
この場合、Googleのクローラーはページにアクセスしようとすると401 Unauthorizedエラーを受け取ります。これはページへアクセスする際に認証が必要だということ。
パスワード保護の解除など、Googleのクローラーがページへアクセスできる状態にすることで、このエラーは解決します。
robots.txtでブロックされている
robots.txtファイルでクロールをブロックしている場合にも「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーが発生する可能性があります。
Googleのクローラーがブロックされないようにrobots.txtファイルを修正することでこのエラーを解決できます。
サーバーの設定でブロックされている
.htaccessファイルやファイアウォールなどでクロールを禁止している場合も同様に、クローラーがアクセスできるように設定を変更するとエラーは解消します。
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」の対処法
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」の対処法は原因によって異なります。
- URLが変わったなら、301リダイレクトを設定する
- アクセス制限しているなら、クローラーがアクセスできるように変更する
一般的な「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーの対処法は以下のとおり。
- Googleサーチコンソールでエラーの詳細を確認する
- エラーの原因を修正する
- Googleに再クロールを促進する
エラーの原因に応じて修正した後、再度クローラーがページへアクセスして内容を読み取るまではGoogleサーチコンソールのエラーが継続します。
そのため、サーチコンソール内の「URL検査」から「インデックス登録をリクエスト」によって再クロールを促進しましょう。
「/wp-admin/admin-ajax.php」は対処不要
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーの中には対処不要なページもあります。
その一つが「/wp-admin/admin-ajax.php」がエラー対象の場合。
このURLは、WordPressの管理画面でAjaxを使って非同期にデータをやり取りするためのファイルで、Googleにインデックスする必要がありません。そのため、このファイルがエラーになっていてもSEOやユーザー体験には影響しません。
このエラーはrobots.txtで「/wp-admin/」ディレクトリをブロックしているから。
これは、WordPressの標準的な設定で、セキュリティのために推奨されているため、このエラーは無視して問題ありません。
「他の4xxの問題」エラーに関するよくある質問
ここからは「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーとは何ですか?
A.GoogleのクローラーがWebページにアクセスしようとした際、404(存在しない)や403(アクセス禁止)以外のクライアント側エラー(4xxエラー)が発生し、インデックス登録できなかったことを示すエラーです。
Q.このエラーが発生する主な原因は何ですか?
A.主な原因として、「robots.txtによるクロールのブロック」、「パスワード保護などによる認証要求(401エラー)」、「サーバー設定(.htaccessやファイアウォール)によるブロック」、または「ページの削除・URL変更(404エラー)」などが考えられます。
Q.「/wp-admin/admin-ajax.php」がエラー対象ですが、対処は必要ですか?
A.いいえ、対処不要です。これはWordPressの管理画面用ファイルであり、インデックス登録の必要がないためです。robots.txtで「/wp-admin/」ディレクトリをブロックする標準設定が原因で表示されることが多く、SEOやユーザー体験への影響はありません。
「他の4xxの問題が原因でブロックされました」のまとめ
本記事では「他の4xxの問題が原因でブロックされました」エラーの原因と対処法を解説しました。
Google Search Consoleのエラーに対処するなどの内部SEO対策は、集客の土台となるWebサイトの効果的なSEO強化施策です。エラーの解消はSEO対策の中でも特に優先的に取り組みましょう。
「Google Search Console入門書」では、はじめてGoogle Search Consoleを使う方向けの解説に無料で公開しています。ぜひ資料を参考にサイト強化を図りましょう。
Web担当者がSEOで失敗しないための
サーチコンソール活用法

SEOで失敗して後悔しないためには”守りのSEO”が重要です。
そこで活用したいのがGoogle Search Console。
無料でダウンロードいただける本資料ではアカウント開設から活用法まで解説し、BIGキーワードをはじめ、様々なWebマーケティングジャンルで上位表示させてきた弊社でもフル活用しているGoogle Search Consoleの機能をご紹介しています。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・サーチコンソールの登録方法
・最初に活用するべき機能とは?
・ページが検索結果に表示されない時の対処法
・放置厳禁!Googleからのメッセージと考え方とは?
・様々なメニューに実装されている機能
まだ利用されていない方も、十分に活用できていない方も、ぜひSEO対策にご活用ください。